映画「千と千尋の神隠し」のあらすじネタバレと結末!評価感想や口コミも!

2001年公開のスタジオジブリ制作、宮崎駿監督作品「千と千尋の神隠し」は、興行収入300憶円を超えて現在も日本アニメーション映画第1位の記録を継続しています。

神様や魔法使い、得体のしれない化け物たちがいきいきとスクリーン内を駆け巡る「千と千尋の神隠し」は興行収入第1位も納得です。

今回は、「千と千尋の神隠し」についてあらすじ(ネタバレあり)と結末、そして感想や口コミについてご紹介したいと思います。ネタバレを含みますのでご注意下さい。

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千と千尋の神隠しのあらすじネタバレ

1.トンネルを超えて不思議な世界へ

千尋(小学生)は両親と新しい家に引越しのため自動車で移動していました。

途中で道に迷い、自動車を止めると、あるトンネルがありました。

興味を抱いた3人は、そのトンネルに入ります。

トンネルの出口を出ると、どこか不思議な世界に紛れ込んだようでした。

歩いてみると、屋台のようなものが立ち並んでおり、お腹のすいていた両親は、だまって屋台の食べ物を食べ始めます。

しかし千尋は、食べませんでした。

2.両親は、豚にされ、千尋は逃げることができなくなる

千尋は、食べずに街を散策します。

そうこうしていると、湯屋の看板の建物の前にきます。そこには美少年ハクがいました。

ハクは、千尋にここにきてはいけないことと、夜になる前に逃げるよう告げます。

しかし、その言葉とともに、街は夜に変わっていきます。

慌てて、千尋は両親を探しに戻りますが、屋台で見つけた両親は豚に変えられていました。

さらに慌てた千尋は困惑し、トンネルへ戻ろうとします。

しかし、そこは海に変わっていて変えることはできなくなっていました。

3.千尋は湯屋で働くために湯婆婆に会いに行く

不思議な世界にはお化けのようなものがたくさんうろうろしていて千尋は驚いてしまいます。

そんなときに美少年ハクに出会い、助けられます。

ハクは千尋に対し、この町で働かない者は両親のように豚に変えられてしまうことを告げます。

千尋はハクの言うように、湯屋の給湯室にいる釜爺を訪ねます。

千尋は、釜爺に湯屋で働かせてくれるように頼みますが、釜爺は仕事で忙しかったので、湯婆婆に働かせてくれるように頼めと返事をします。

釜爺は、リンに千尋を湯婆婆のところへ案内させます。

エレベーターで湯屋の上層へ上がると湯婆婆がいました。

4.千尋はハクを救う

千尋は湯婆婆に働かせてもらえるように頼みます。

働かせてもらう代わりに千尋の名前を千に変えられてしまいます。

また、湯婆婆の子供の坊が千尋をいじめようとしますが、坊は血におどろいてしまいます。

湯屋の雑用を最初はしますが、徐々に成長していきます。

千は、湯屋の大番頭を任された時には、名のある河の主をもてなして、湯屋のみんなから歓迎されます。

また、湯屋に紛れ込んだ不思議な男カオナシが砂金を湯屋の従業員にばらまきます。

しかしカオナシは、欲につられた従業員を食べて、大暴れをします。

 

千が川の主からもらっが苦団子をカオナシに食べさせて、おとなしくさせます。

そんな時、ハクは龍の姿になり、湯婆婆の命令で湯婆婆の姉の銭婆の魔法の印鑑を盗んできました。

しかしハクは、銭婆の魔力で命からがら湯屋に戻ってくるのでした。

千は、ハクが衰弱し印鑑の強い魔力で殺されてしまうと感じ、苦団子を食べさせ、一命を取り留めさせます。

また、印鑑を取り戻し、銭婆のところへ返しに行くことを決意します。

5.千とハクの絆

千は釜爺に銭婆のところへの行き方を聞きに行くと、電車で6番目の駅で降りるよう言われます。

千は、銭婆のところへ無事に着きます。この時一緒にカオナシ、坊も行きます。

 

千は、銭婆に印鑑を返します。

銭婆の家から外に出ると、龍の姿をしたハクが迎えに来てくれていました。

千はハクの背中に乗って、湯屋に戻ります。

カオナシは、銭婆のところで働くことになります。

 

戻る途中で、千はハクの名前をこはくがわであることを伝えます。

すると、ハクは自分の名前を「にぎはやみこはくぬし(饒速水小白主)」ということを思い出します。

そして、ハクは千の名前が「千尋」であることを教えます。

千尋もハクもこの湯屋の世界から脱出するためには本当の名前が必要であったため、ここで、2人の脱出のための条件がクリアされます。

湯屋へ戻り、街の住人の出迎えを受けました。

6.結末

千尋は、湯屋に着くと、湯婆婆から、たくさんの豚の中から両親を言い当てることができたら、人間の世界へ帰してくれるといわれます。 

千尋は、この中に両親がいないことを湯婆婆に伝えると、住人たちが「大当たり!」と祝福します。

こうして、千尋はハクと手をつなぎ、トンネルのあった場所まで走ります。

途中でハクは千尋に、トンネルの手前までしか行けないこと、後ろを振り向かないでトンネルを通ることを伝えます。

ハクは、千尋の手を放しました。

千尋は、人間の姿に戻った両親と出会いトンネルを抜けます。

 

トンネルを抜けると、自動車は来るときにはなかった雑草や木に覆われており、何年も湯屋の世界にいたような状況でした。

両親にはなぜこんな状況になっているのかは理解できませんでしたが、千尋はわかったふうな顔をして、自動車が新しい家へと向かいます。

千と千尋の神隠しの感想と口コミ

宮崎駿監督の作る作品は、「千と千尋の神隠し」以降、ストーリーに合理性がなくなります。

風の谷のナウシカや天空の城ラピュタ、となりのトトロなどは、不思議な世界の話ではありますが、はなしのつじつまとか、その世界がだいたいイメージできます。

しかし、「千と千尋の神隠し」は、突然異次元に飛んでしまったり、風景が突然変わってしまったり、とにかく自分の居場所がよくわからない世界なのです。

となりのトトロもかなり不思議な世界のお話ですが、小さな村の世界というイメージができるほぼ現実世界でのお話。そこに不思議な生き物が出てきた。

 

「千と千尋の神隠し」は、空間的につながりのない世界がいくつもある感じです。

イメージとしては、夢を見ている時に場面がポンポンと変わっていき、そこに自分がいるような感覚です。

こういった世界は、自分の今の地点がどこなのかを考えてしまうと、迷路に迷い込んでしまいます。

だから、理屈ばかりで考える大人にとっては、説明がないと本当に理解しがたい世界で説明をもとめたくなるのです。

しかし、子供や柔軟な思考を持った人にとっては、そういう世界もある、と楽しめるのです。

 

こういったお話が日本アニメーション映画のなかで1位というのは、誇らしくも思えます。

ハリーポッターの9と3/4番線のような、どことどこがどうつながってるの?この人は何者なの?といった、想像をかき立てる映画は本当に素晴らしいです。

ラピュタもナウシカも素晴らしい映画ですが、描き込みすぎていて、不思議な世界なのですが科学的な説明が要所要所であります。

説明不要なファンタジーというのは、天才バカボン的(これでいいのだ的な)な説得力があります。

確かに「千と千尋の神隠し」の世界が4DXで表現されたら、絶対におもしろいに違いないですね。

本当に、見るたびに様々な発見があります。そして面白さが増していきます。同感です。

映画の中で、いろんな流行語みたいなものが出てくるのもジブリならではですね。カオナシの「あ、、、う、、」とか、坊の「泣いちゃうぞ」とか、ものまねしたくなりますよね。

「千と千尋の神隠し」に限っては、面白くないという口コミは探すのが困難ですね。

まとめ

「千と千尋の神隠し」はストーリーはあるのですが、空間や距離を感じさせない世界観にはまってしまします。

あの世界とこの世界はどうつながっているのか?マトリックスだったら、あの電話を取ることで電脳世界とアクセスしたり、、ある程度つじつまを用意しているのだけど、「千と千尋の神隠し」は、湯屋と銭婆の家の物理的な関係はどうなっているの?とか、あの顔のない人たちは生きてるの死んでるの?とか、あのトンネルはタイムトンネルなの?どこでもドアなの?それとも?とか、その空白を埋める作業を観客が楽しみながらできる、大人から子供まで楽しめる、素晴らしい作品です。

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