『孤狼の血 LEVEL2』瀬島のリークや偽装をネタバレ!ラストの真相は真緒?宮崎美子が怖いとの感想も!

孤狼の血LEVEL2」は、前作「孤狼の血」の続編にあたります。

広島の架空の都市・呉原が舞台となっており前作と同様です。そして時代は、前作の昭和63年から3年後になります。

伝説の刑事・大上章吾が亡くなった後に、その意思を受け継いだ日岡秀一がやくざに立ち向かう姿が描かれています。

キャストには、松坂桃李のほか、鈴木亮平、江口洋介、斎藤工、吉田鋼太郎、宇梶剛士、滝藤賢一、寺島進、村上虹郎といったそうそうたるメンバーが顔をそろえており、最高のエンターテインメントに仕上がっています。

 

今回は、瀬島のリークや偽装の真相についてネタバレ紹介していきます。

また「ラストで瀬島を〇〇したのは真緒なのか?」についてや、「宮崎美子が怖い」という感想についても紹介します。

※以下ネタバレを含みます。

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「孤狼の血LEVEL2」瀬島のリークや偽装の真相について

日岡は、上林組が尾谷組を襲撃して抗争に発展しないようにチンタを上林組に潜入させました。

襲撃の時期をつかんで、一気に上林組を壊滅させようとしていたのです。

また、ピアノ講師斬殺事件の主犯が上林である証拠を見つけ、立件し同様に上林組を壊滅しようともしていました。

ところが、監察官嵯峨の工作によりピアノ講師斬殺の証拠は握りつぶされていました。

さらに、日岡に恨みを持つ嵯峨は、日岡を監視するために部下の瀬島を日岡のバディに指定していました。

 

瀬島は、日岡をよりよく知るために日岡を自宅に招き、妻の料理をふるまったりします。

このため、日岡の行動はすべて嵯峨に筒抜けとなっていたのです。

しかし瀬島は、日岡の上林組壊滅の計画を聞き出すや否や自宅を引き払ってしまいます。

実はこの自宅は、日岡から情報を聞き出すためのダミーの自宅であり、宮崎美子もダミー妻だったのです。

後日、日岡が瀬島のアパートに出向くと、近所の住人曰く「その部屋には誰も住んでいない」とのことでした。

日岡に料理をふるまった日だけ、そのアパートは使われていたのです。

「孤狼の血LEVEL2」ラストで瀬島を〇〇したのは真緒?理由は?

瀬島は監察官嵯峨の部下で、広島県警の助っ人に訪れた日岡のバディに瀬島をあてがったのは嵯峨です。

嵯峨は前作で日岡に出し抜かれやくざとのつながりがあるといった弱みを握られており、目の上のこぶでした。

そこで嵯峨は、日岡をつぶそうとして瀬島を送り込んだのです。

そして日岡の情報をつかんで、それを上林組に流していました。

このため、チンタが上林組のスパイであるという情報も瀬島から上林組に筒抜けでした。

このため、上林組はチンタを斬殺することになるのです。

 

そして日岡は後日、瀬島について嵯峨が送り込んだスパイであることを知ります。

その瀬島ですが、最後は何者かに後ろから押され、トラックにはねられて死亡します。そのシーンの直後に真緒が、サングラスをかけて過ぎ去っていきます。

このシーンから、瀬島は真緒に押されてひかれたように印象付けられています。ただ、最後まで誰が瀬島を押したのかは出てきません。

チンタがスパイである情報を上林にリークしたのは瀬島だと思いますが、真緒がなぜ瀬島のことを知ったのか疑問に思いました。

日岡が真緒にチンタ殺しの原因は瀬島であると告げるにしても、日岡は真緒に復讐をさせたかったでしょうか。何よりも真緒は、日岡やチンタが関わる暴力団の世界を嫌っていました。

小さな兄弟もいたのでそちらに害が及ぶ危険もありますから、真緒が瀬島殺しに踏み切るのは多少難があります。

 

ただ、映画の中からだけでは、瀬島のことをチンタの姉である真緒に知らせたのは日岡くらいしか考えつかないので、日岡が教えたのではないかなと思います。

そして、納得がいかない方もいるかもしれませんが、その真実を知った真緒は、復讐心から瀬島を躊躇なく交通事故に見せかけて殺害したのです。

「孤狼の血LEVEL2」宮崎美子が怖いという感想について

劇中での宮崎美子さんに関してですが、前半は素敵なお母さんといった感じで瀬島のつつましくも温かい家庭が伝わってきました。

しかし、これらがすべて偽装とわかると「宮崎美子は一体誰だったのか?」という疑問が残ります。

瀬島の雀荘での低俗な人間ぷりを見た後では、なおさら「宮崎美子も同質な人間だったのかも」と推測してしまいますよね。

実は婦警だったり、あるいは水商売の女性だったりしたら怖いですよね。

「孤狼の血LEVEL2」でも人間が化かしあいをし、暴力の限りを尽くします。日岡も嵯峨も嘘をつきながら敵を出し抜こうとします。

しかし、一番の嘘つきは宮崎美子だったかもしれませんよね。

宮崎美子の素性が最後まで謎で終わるのが本当に怖いですね。瀬島が殺された後はなおさら怖さの余韻が残ります。

本当に怖いのは最後まで笑顔を崩さない人ですよね。笑顔の善良な市民を演じるものほど恐ろしいものはありません。

米国のドラマ「ホームランド」では、何食わぬ顔をした一般市民がテロや暗殺を企てている姿を描いていたりします。

宮崎美子は本当に日本人なのでしょうか?もしかしたら北朝鮮からのスパイかもしれませんね。嵯峨の裏のパイプはどこにつながっているのでしょうか。

笑顔の仮面の下の真実が一番恐ろしいのかもしれません。

まとめ

瀬島は嵯峨の手下として日岡のバディに任命されます。それは、嵯峨が日岡から情報を得るために放ったスパイでした。

その偽装は瀬島の偽のアパート、偽の妻(宮崎美子)などを準備するという周到なものでした。

この偽装に日岡はまんまとひっかかり、チンタらの情報を瀬島にキャッチされてしまいます。

瀬島のチンタらの情報は嵯峨を通じて上林組に流れ、チンタは上林組に虐殺されてしまします。

この事実を知った真緒はチンタの殺害に加担した瀬島を突き飛ばし、事故に見せかけてトラックにひき殺させます。

 

偽の妻を演じた宮崎美子は、どこからどうみても穏やかで美しい瀬島の妻を演じており、真実の姿を完全に隠ぺいしています。

殺人に加担した一人にしては、あまりにもかけ離れた外見、立ち振る舞いに怖さを感じる視聴者が大勢います。

「孤狼の血LEVEL2」は、前作を見ている人も見ていない人も楽しめる映画になっています。

ですが、前作を見てからの方が楽しめるところもたくさんあるので、是非どちらも一度見てみましょう。

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