『孤狼の血 LEVEL2』あらすじネタバレと感想!ラスト結末やその後についても!

孤狼の血LEVEL2」は、柚月裕子による長編警察小説シリーズの映画化作品で、前作「孤狼の血」の続編にあたります。

広島の架空の都市・呉原が舞台となっており、前作と同様です。そして時代は、前作の昭和63年から3年後になります。

伝説の刑事・大上章吾が亡くなった後に、その意思を受け継いだ日岡秀一がやくざに立ち向かう姿が描かれています。

キャストには、松坂桃李のほか、鈴木亮平、江口洋介、斎藤工、吉田鋼太郎、宇梶剛士、滝藤賢一、寺島進、村上虹郎といったそうそうたるメンバーが顔をそろえており、最高のエンターテインメントに仕上がっています(R15+指定)。

 

今回は、「孤狼の血LEVEL2」のあらすじネタバレと感想を紹介していきます。

また、ラスト結末やその後についても紹介していきます。

以下ネタバレを含みます。

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「孤狼の血LEVEL2」あらすじネタバレ~ラスト結末

1 プロローグ

呉原東署の日岡秀一(松坂桃李)は、尾谷組の一ノ瀬(江口洋介)を利用して、五十子会の五十子会長(石橋蓮司)を殺害させ、日岡のバディであった大上の仇を取ります。

その後、大上(役所広司)の意思を継いだ日岡は、五十子会と尾谷組を和解させ呉原市の平和を取り戻します。

2 上林の出所と平和の終わり

しかし平成3年、五十子会の上林成浩(鈴木亮平)が刑務所から出所することになり、再び呉原市の平和はかき乱されます。

上林は、看守であった神原(青柳翔)に恨みを持ち、妹千晶(筧美和子)の目玉をつぶし犯し殺害します。

この事件をきっかけに、上林は、五十子会系の綿船組の溝口(宇梶剛士)、五十子会会長角谷(寺島進)らを次々に殺し、先代五十子正平殺害の落とし前をつけるために、尾谷組との抗争をたくらみます。

日岡は、抗争を企む五十子会上林の様子をさぐるためにスパイとして近田幸太(村上虹郎)を上林の組に送り込みます。

日岡は日々、近田から上林の残虐さを知らされ憤りを感じます。

 

日岡は、新たに相棒となった瀬島(中村梅雀)とともに、上林らを壊滅させる策を練ります。

日岡は、瀬島に3年間に五十子正平殺害の手引きをしのは自分であることを告白します。

そんな矢先にスパイであることを感ずかれ、近田は上林に殺害されます。

3 県警の悪を暴く

上林の横暴さはエスカレートするばかりですがが、広島県警の動きはにぶい。

実は県警は、神原千晶殺害に上林が関わっていた決定的な証拠を握っていたにも拘わらず、証拠隠滅を図っていました。

実は瀬島は、県警本部監理官嵯峨(滝藤賢一)が日岡に送り込んだスパイでした。

嵯峨は、3年前の事件で日岡が裏で糸を引いていた証拠をつかむために瀬島を利用していました。

県警の姑息さに業を煮やした日岡は、神原千晶事件では県警が上林を逮捕しないよう証拠を握りつぶしていた事実を記者に流します。

これによって、嵯峨は激怒し日岡を謹慎処分にします。

4 上林VS日岡 上林の最期

そんな時、上林組が尾谷組を襲撃するという話を聞き、日岡は軟禁されていた警察署から脱出します。

上林らは、トラックで尾谷組事務所に突っ込み、上林組と尾谷組の間で激しい銃撃戦が始まります。

そこに日岡が駆け付け、抗争を止めようとします。日岡は上林を見つけ、激しいカーチェイスとなります。

 

上林を追い詰めた日岡は、血みどろになりながらも上林を逮捕します。

そこに嵯峨が現れ、脱出した日岡に詰め寄ります。しかし日岡は、嵯峨の拳銃を奪い上林の頭を打ち抜き、殺します。

上林の死については報道されることはなく、日岡は広島県北部の山間部にある駐在所へ転勤させられます。

また、近田の姉真緒(西野七瀬)は幸太を殺された復讐として、瀬島を道路に突き飛ばしトラックにひかれさせ殺します。

5 プロローグ

ある日、駐在となった日岡のもとに、村人から「狼が出る。」と相談が持ち込まれ、日岡は村人らと山へ狼を捜索に向かいます。

日岡は、山の中で絶滅したという狼を見かけ近寄りますが、狼は再び姿を消しエンディングとなります。

「孤狼の血LEVEL2」感想

孤狼の血LEVEL2はコアなファンが多いようです。何度も見に行ってしまうほど面白いのは、個性豊かな俳優が最高の演技で臨んでいるからでしょう。

上林を演じる鈴木亮平はちょっと恐ろしいですよね。「テセウスの船」の時のようなどこまでも優しい深い海のような人間ではないですからね。

シャブ打つシーンも、仕草のカッコよさはあるものの、ちんたに打つシーンなどは、その先の悲劇が透けて見えてしまい、息が詰まりますね。

あそこまでの演技をする俳優さんもなかなかいないでしょうが、しばらくは、鈴木亮平のイメージは上林なくして見れませんね。

見る前は、続編なだけに楽しみでワクワクしていますよね。

しかし、見始めて神原千晶殺人事件が起こるあたりから、もはやホラー映画の領域に入ってきますね。

スクリーンを注視していられなくなる視聴者も大勢いたのではないでしょうか。

それでも各役者のすさまじい演技に引き込まれ、最後の銃撃からカーチェイスへとアクションシーンも見逃せません。

視聴者も全力になって見入ってしまう映画ですね。

ぶちおもろい!これは間違いありませんね。

広島弁はやくざ映画ではさらに迫力をましますよね。

その一方で、温かみも感じる方言なんですよね、「見に行きんさい!」。

怖くもあり、優しくもあり、グロくもあり、方言により一層いろんな感じ方のできる映画でもあります。

とはいえ、おもしろい人を選ぶ映画でもありますね。

まとめ

孤狼の血LEVEL2のキャッチコピーは「闘うヤツしか生きられない。」です。

映画を見終わって、このキャッチコピーのとおり、最後の最後まで戦いつくしの映画です。

日岡の周りでは、神原千晶殺人事件にはじまり、五十子会幹部の殺害、ちんたの殺害、上林組と尾谷組の激突、カーチェイス、上林の殺害、瀬島の殺害、と殺しのオンパレードです。

瀬島殺害から日岡は、最後は広島県北部の駐在所へ左遷となり、山で絶滅したという狼に遭遇して終わります。

 

この映画はやくざ映画やバイオレンス映画好きにはたまらないシーンが盛りだくさんです。おもしろかった、という感想が多くみられました。

前作「孤狼の血」を見ている人も、見ていない人でも楽しめる映画になっています。是非、一度見てみましょう。

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