映画『孤狼の血』のロケ地は広島呉市のどこ?!養豚場、ホテル、警察署、ヤクザ事務所、密談の絶景など撮影場所まとめ!

孤狼の血」は柚月裕子による長編警察小説シリーズで、全3部作です。

映画は東映により2018年5月に公開され、白石和彌監督、主演役所広司です。

昭和63年の広島の架空の都市・呉原が舞台となっており、やくざ同士の争いに真っ向から挑む刑事2人を描いています。

今回は、「孤狼の血」のロケ地になった広島呉市の警察署、ヤクザ事務所、密談の絶景、養豚場、ホテルなどを紹介していきます。(若干、孤狼の血LEVEL2のネタバレも含むのでご注意下さい)

「孤狼の血」ロケ地(警察署)

大上や日岡ら刑事の職場である警察署のロケ地は、実は旧水道局です。

呉原東署の看板が出ているので、呉警察署の看板を少しいじっているだけだと思った方も多いのではないでしょうか。

この旧水道局では、内観も外観も呉原東署として建物を使用しています。

どちらも公共機関ということで、特徴のない建物というところでは最適だったのでしょう。

それにしても、看板をつけてパトカーを停めているだけでも立派に警察署に見えてしまうところが面白いですね。

しかし残念ながらこの水道局はもう取り壊しになってしまったそうです。

現在は消防車が並ぶ、近代的な消防署となっているようです。

 

場所:旧呉市水道局

アクセス:JR呉駅から徒歩8分

住所:広島県呉市西中央3-1-5

「孤狼の血」ロケ地(加古村組 事務所)

加古村組の事務所のロケ地として使用されたのが、呉市街地にある東宝海運です。

加古村組は、組長が嶋田久作がやっていて妙な迫力がありますね。不気味な落ち着いた迫力は、帝都物語の加藤そのものです。

 

そしてLEVEL2での活躍が楽しめる吉田は、嶋田久作とは対照的に血がたぎっている分、大上らからひどい仕打ちを受けます。

この事務所は、市街地にひっそりとあるところがいかにも組の事務所という感じでベストチョイスです。

そして東宝海運の2階には、なにげに孤狼の血のポスターが!

場所:東宝海運(株)

住所:呉市中通3丁目5-14

「孤狼の血」ロケ地(尾谷組 事務所)

そしてもう一つは、尾谷組の事務所として使用された松浦邸です。

ここは、江口洋介演じる一ノ瀬がいる尾谷組の事務所です。

映画の中では、この事務所はヤクザらが出入りする場所として何度も登場します。

加古村組が街のど真ん中にかまえている近代的な事務所であるのに比べ、尾谷組のそれは地元っぽい感じがよくあらわれています。

 

場所:松浦邸

住所:呉市広多賀谷1丁目

アクセス:新広駅より徒歩数分

「孤狼の血」ロケ地(真珠を摘出する場所)

ロケ地はすべて呉市で行われたと思っていましたが、唯一廿日市市で撮影されたのが恐怖の真珠摘出シーンです。

広島でも有数のラブホテル「夢の国」です。吉田自慢のパールがあのような恐ろしい結末になろうとは予想できませんよね。

後に指まで切り落とされる羽目になるとはとことんついていないキャラ設定ですが、LEVEL3があったらまた登場してほしいですね。

ここで吉田は、大上らに脅迫されて加古村組の悪事を自供させられます。

場所:ホテル 夢の国

住所:廿日市市沖塩屋2丁目2-1

アクセス:大野浦駅から徒歩6分

「孤狼の血」ロケ地(密談の絶景)

灰ヶ峰は、呉市を一望できる絶景です。しかし、ここは、劇中のクライマックスへとつながる重要なシーンを撮影しています。

ここでは、大上と日岡、そして尾谷組の一ノ瀬が密談を交わします。

尾谷組と加古村組の抗争を阻止しようと、コンビが一ノ瀬に接近するのです。

場所:灰ヶ峰展望台

住所:〒737-0922 広島県呉市栃原町

アクセス:広電バス・焼山熊野苗代線「神山峠」バス停下車、徒歩約1時間30分

「孤狼の血」ロケ地(五十子が入院し、大上が手打ちを持ち掛けに行く病院)

五十子会の五十子会長に大上が尾谷組と手打ちにするように密談をする場所です。

尾谷組の襲撃により入院した五十子が舎弟らというところ大上が現れます。五十子や舎弟らはうまそうにうな重を食べています。

大上から手打ちの話を持ち掛けられ、五十子は三途の川を渡るか渡らんかの瀬戸際の時に「そんな条件で手打ちをできるか。」とはねつけます。

そこに「うな重を食いながら三途の川を渡るものがどこにおるんなら?」と返す大上のセリフは、ユーモラスでほっとするシーンでもあります。

 

そして、五十子の出した要求は、一ノ瀬の引退と1,000万円というとても尾谷組が飲める条件ではありませんでした。

ここから大上の焦りは募らせ、五十子会につめよりすぎてしまい、失踪へとつながるのです。

とはいえ、最後に石橋蓮司が一ノ瀬から首を切られるシーンは迫力がありますね。この病院でのやりとりを見た後だとスカッとするシーンではあります。

場所:呉共済病院

住所:呉市西中央2丁目3番28号

「孤狼の血」ロケ地(養豚場) 

  養豚場は冒頭で上早稲失踪事件の犯行が行われる場所で、重要なロケ地になっています。

ここで上早稲がぼこぼこにされて指をはさみで切り落とされるのは、思わず「痛い!」といってしまいそうなシーンです。

そして、大上がここで大量のアルコールと薬物を摂取させられ、ぼこぼこにされ刺されまくるのがこちらの養豚所です。

ついには最後に大上が最後に惨殺され、また日岡が大上のジッポライターを見つける場所でもあります。

 

養豚場は一般の養豚場を借りていて、ロケ用にスタッフが手を加えています。

養豚場内も元々はがらーんとした小屋でしたが、スタッフがブロックを積んで柵を作ったり、エイジング塗装をしたりしています。

 

残念ながら、ロケ地の具体的な場所はかなり調べましたが特定できませんでした。

その代わり、実際にロケ地に行った方とスタッフ関係者のブログが見つかったのでご紹介します。呉市の南にある倉橋島の旧養鶏場で行われたそうです。

https://blog.goo.ne.jp/sunatti0505/e/2cbdbc2254911a31238733a2e481b61d

https://ameblo.jp/aonumatoso/entry-12383065577.html

「孤狼の血」ロケ地(呉森沢ホテル)

ラストの仁正会主催のやっちゃれ会のパーティが主催されたホテルです。

そして、大上殺しを暴いた日岡が、尾谷組・一ノ瀬に五十子会会長・正平を襲撃させる場所です。

正平の斬殺シーンは、衝撃的過ぎて正視できないくらいですが、大上の無念を思うとスカッとするシーンでもあります。

そして、計画では、尾谷組の下っ端が正平を殺したということで逮捕されるところが、どんでん返しで一ノ瀬逮捕という結末。

この襲撃がラストへとつながるとともに、第2作のLEVEL2の大きな背景となることを考えると重要な場所になります。

場所:呉森沢ホテル

住所: 〒737-0032 広島県呉市本町15−22

アクセス: 呉駅から5分

まとめ

孤狼の血は、ほとんどの撮影を呉市内で行っているので、聖地巡礼ファンにとっては最高ですね。孤狼の血ファンは、呉市に是非出向いてください。

どの建物もほとんど、そのままの形で使われているので、映画の雰囲気を存分に味わえる街と言えるでしょう。

大上の斬殺された養豚所や、やっちゃれ会のイベントが行われたホテル、警察署として使用された旧水道局など、一気に訪れることができます。

是非一度訪れてみたり、映画「孤狼の血」を見返してみましょう。

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