映画『孤狼の血』の感想は怖いしエグくてグロすぎる?面白いという評価や人気の理由も!

孤狼の血」は柚月裕子による長編警察小説シリーズで、全3部作です。

映画は東映により2018年5月に公開され、白石和彌監督、主演役所広司です。

昭和63年の広島の架空の都市・呉原を舞台となっており、やくざ同士の争いに真っ向から挑む刑事2人を描いています。

 

今回は「孤狼の血」に関して、「怖い、エグい、グロすぎる」あるいは「面白い」といった様々な感想を紹介していきます。

また、映画の人気の理由についても紹介します。

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「孤狼の血」の感想(怖い、エグい、グロい)

「日本で一番悪い奴ら」も、監督は同じ白石和彌監督ですね。

綾野剛の悪徳警官ぶりは怖すぎましたが「孤狼の血」の役所広司の怖さのほうが上を行ってましたね。

そして、松坂桃李の変化が見どころですが、広島大卒のエリートからの豹変ぶりはギャップがあってむしろ怖さがあるかもしれません。

そして、警官という一般市民を守る人が裏ではあのような活動をしているということも、怖さを感じるところですよね。

「法律がカバーできないところは、非合法であっても市民を守る。」

正義とは何かを突き付けられる命がけの戦いには感動もありますが、やはり映像と相まって怖さがじわじわとわいてきます。

暴力にはエンターテインメント性があることを再確認できる作品です。人間がもつ暴力性を解放してくれるのでしょう。

とはいえ、指を切るシーンや真珠を取り出すシーン、首が飛ぶシーン、水死体など、残酷極まりないシーンのオンパレードで怖さを通り越して息が止まるかもしれません。映像を見ていて「痛さ」が伝わってくるほどのエグいシーンです。

真木よう子のドスのきいた声などは、男も女も関係なく暴力社会に取り込まれた人間たちのむき出しの人間性を感じることができますし、女の恨みの恐ろしさも実感できます。

やくざ映画は、キャストの演技力の高さが際立ちますね。

五十子会会長・正平を演じる石橋蓮司は、アウトレイジでもおなじみですが、ラストで一ノ瀬にトイレで首を切られるシーンは爽快感よりも恐ろしさ、エグさが勝りますね。

一方、大上の残虐な殺され方が脳裏に焼き付いてそこからの五十子襲撃なので「よくやった日岡」という部分もあります。

ですがやはり、復讐の連鎖は人間の性としかいいようがないようなストーリーになっているので、いたたまれない気持ち、恐ろしさ、爽快感、いろいろな感情がないまぜになってきますね。

音尾の真珠のシーンは痛いですね。見ているほうも痛い。

あそこまで、リアルに真珠を取り出すシーンを描かなければならなかったのかと思いますが、あのシーンが作品によいアクセントを与えていますよね。

映像的には、極悪で激痛の走るシーンなのですが、引いて見るとコメディ的要素ありです。

日岡がママに蹴飛ばされてやる気になるシーンもやはりコメディです。白石和彌監督はエンターテイナーですね。

「孤狼の血」の感想(面白い)

作品全体としてやくざ映画として非常に面白いという感想は多いです。

そして、音尾さんの真珠シーンに注目しているという感想も多々あるようです。やはり、場所が場所だけに注目してしまいますよね。

そして、実際にこういうことがやくざの中で起きているのかなと想像すると、怖さも感じますが面白さも感じてしまいます。

ナレーションがいいアクセントになっていますよね。

「実録」シリーズのような味が出ていて、リアルさをアップさせています。

戦争映画ややくざ映画は、どこまでリアリティを追及できるかがカギになります。

プライベートライアンの冒頭の上陸シーンでは、観客がそこにいるかのような映像と音で迫ってきますが「孤狼の血」の銃撃シーンなども、同じことが言えます。

監督の能力の高さが映画の面白さにつながっていますね。暴力シーンでは、見ているほうが痛みを感じるほどです。

「孤狼の血」人気の理由

やくざ映画やハードボイルドものは、最近では話題性が少なかったのですが「孤狼の血」は、久々の激熱映画でした。

岡田准一の「ザ・ファブル」も人気がありましたが、どこか現実離れした設定でリアリティさに物足りなさがあります。

北野監督の「アウトレイジ」のような、嘘のような、でもやはりありそうな、ホラーにもサスペンスにもないハラハラするリアリティさが「孤狼の血」の人気の理由でしょう。

 

そして、白石和彌監督が犯罪ギリギリまで振り切って撮影している映像の数々は、アクの強いシーンばかりです。

冒頭から衝撃のシーンの連続なので、最後まで見られない人が出たくらいです。

そこには、これまでにない「エグさ」を追及したシーンがあります。

養豚所でフンを口に入れるシーンなどは、こちらまで吐き出しそうになりますし、無人島で発見された死体からは、スクリーンを通して臭いが伝わってきそうになります。

体を切り刻んだり、打ち抜いたり、どれも痛さが伝わってくるのです。

これらのシーンに目を背けない人はいないでしょう。

もちろん、骨太なハードボイルドなストーリーがあってこその作品ですが、臨場感のあるシーンなどの怖いもの見たさ、感情をゆさぶられたい、そういった人々は、こぞってこの作品を推薦するのです。

まとめ

「孤狼の血」はやくざの抗争とそれを制止しようとする警官らの戦いを描いており、過激な暴力シーンが頻繁に登場します。

それらの映像は決して愉快なものではなく、怖さや恐ろしさを感じさせるものです。

そして、その映像や音はリアリティがあり、さらに怖さやエグさを増幅させ、目をそむけたくなるシーンばかりです。

しかし、それらのシーンが現場にいるかのような臨場感を与えてくれていて、最高のエンターテインメントとなっています。

 

感想は、面白い、という声も多いのですが、やはり、怖い、やエグい、といった声の方が多いです。

しかし、そういった怖さも面白さのうちと感じられる人にとっては、激熱に面白い映画です。

続編も製作されていますので、どちらも鑑賞することをお勧めします。

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