宮崎駿監督が制作した「風の谷のナウシカ」は1984年に公開されました。
40年近く前の映画ですが、ものすごく緻密なストーリーと美しい絵は現在のアニメーション映画にも劣りません。
風の谷にトルメキア軍の飛行機が落ちた時、捕虜であるラステルをナウシカが見つけます。
今回は、そのラステルとナウシカの短い出会いからラステルの死因などについて考察していきたいと思います。ネタバレを含みますのでご注意下さい。
タダで見る方法はこちら↓子供が、何回も何回もジブリの映画を見返すエピソードがよくあると思う。
— Yuma??@Cmelorian (@you97083334) July 24, 2021
それは違って大人でも何回も見返しちゃう映画だと思う。
風の谷のナウシカ借りて、かれこれ三日程でかれこれ6.7回は見てる。
目次(各項目をタップすると、その項目に飛びます。)
ナウシカがラステルの胸元を開けて見たものとは?体の傷について
BiBiღさんはラステル (風の谷のナウシカ)ですhttps://t.co/ySZolH2Nqu
「積み荷を……積み荷を燃やして…」 pic.twitter.com/dM05GwBE2e— ♛ ßĭ̈ßĭ̈ ♛ (@BiBi_btg) February 1, 2017
トルメキア軍は王女であったラステルの国ペジテを占領し、ラステルを捕虜にし、輸送中でしたが、風の谷に墜落します。
燃え盛る飛行機に急行したナウシカは中からラステルを見つけ出しますが、虫の息でした。
ラステルは捕虜として手錠をかけられていました。ナウシカは、ラステルの胸元を開けて顔をしかめます。
そして、そっと胸元を閉じます。
この時、胸元にに何を見たのかは、映像からは判断がつきません。次のようなことが考えられます。
胸元に拷問の痕があった。奴隷の焼き印があった。墜落した衝撃で大けがをしていた。
しかし、後日、宮崎駿監督は「ラステルは鉄骨で胸が押しつぶされていた。」と述べています。
そして、絵的に衝撃的なものにならないように、胸元を映していないのです。
戦闘の際に、押しつぶされていたのか、墜落の衝撃なのかは定かではないですが、一目見ただけで、ナウシカは見るに堪えなかったので相当な重症だったのでしょうね。
もしかしたら、胸元から骨が飛び出していたかもしれませんし、ひどい出血に覆われていたのかもしれません。
そうであれば、それなりにグロテスクな映像になっていたかもしれませんが、小さな子供らも見ることを考慮に入れた宮崎駿監督の配慮がうかがえます。
ラステルの死
風の谷のナウシカのラステル王女は謎が多い(。-_-。) pic.twitter.com/dhtdWOR7bg
— SARA🐾パンダコパンダコパンダ (@handmade_sara) February 18, 2016
ラステルは、死の間際ナウシカに「積荷を燃やして」と言い残しています。
最後の力を振り絞ってナウシカに頼んだ積荷の中身は、「巨神兵」でした。
ナウシカは、「積荷はすべて燃えた」と伝えると、ラステルは安心して息を引き取ります。
おそらく、墜落の衝撃で胸に大けがを負ったことが原因でしょう。
積荷は結局、トルメキア軍の手に渡ってしまうのですが、ペジテの王女は巨神兵の恐ろしさをよく知っていたのです。
王女だけあって残された市民らの安全を案じて積荷を燃やすよう頼むところは、本当に市民思いの女王だったのでしょうね。
ナウシカとラステルは似ている?
風の谷のナウシカの一番の謎のシーン
これはラステルの傷が深すぎて助からなかったから?#風の谷のナウシカ#ジブリ pic.twitter.com/j5lp6obTPb
— 映画好き男子🎬シネマヒッツ (@cinema_hitsTV) September 11, 2020
ラステルにはナウシカの面影があります。
スタジオジブリの映画では後年、似たようなキャラクターが出てくることはよくあります。
アスベルとアシタカとか、クシャナとエボシとか、ドーラと湯婆婆とか、、、
宮崎駿監督はキャラクターの性格をわかりやすく誇張して描く特徴があります。
たとえば、アスベルなどは、まっすぐで、はっきりしている感じがするし、クシャナだったら、強い女、どこかゆがんだ感じ、とか、ドーラだったら意地悪そう、だけど憎めない、など、、、
ラステルとナウシカは本当に瓜二つですし、性格も似たものであったのだと思います。
2人とも王族の姫ですし、市民を自分の命よりも大切に思う正義感をもっています。
そして、なによりも深い愛情をもっています。
宮崎駿監督は、このシーンでは、トルメキア軍の悪や巨神兵などの恐ろしい兵器に打ち勝ち、市民を守るという強い意思をラステルとナウシカで共有しているということを強く表現するために瓜二つに描いているのではないでしょうか。
もちろん、どこかで血がつながっているということも考えられますね。
まとめ
占領されたペジテ市からトルメキア軍の飛行機で王女ラステルは手錠をかけられ、積荷「巨神兵」とともに輸送されている途中に風の谷に墜落しました。
ナウシカがラステルを飛行機から発見したときには、ラステルは鉄骨で胸を押しつぶされており最後に「積荷(巨神兵)を燃やして」と言い残して死んでいきました。
ラステルの体の傷は拷問の痕と思われがちですが、鉄骨に押しつぶされたときのもので、それが死因となりました。
ナウシカがラステルと瓜二つなのは、どこかで血がつながっているということも否定できませんが、宮崎駿監督が描くキャラクターの特徴のひとつである、キャラクターの性格をキャラクターの絵に強く反映させるという点があります。
ナウシカとラステルの性格や背景も瓜二つで、王国の姫である点や正義感が強いこと、愛情が溢れていること、そういった点でも同じであるということを描いています。
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