ナウシカはかわいいから好き?それともうざい?モデル人物のギリシャ神話王女や作品が人気の理由も!

「風の谷のナウシカ」は1984年に宮崎駿監督により制作されたアニメーション映画です。

宮崎駿監督は映画の前に1982年から「風の谷のナウシカ」の漫画を「アニメージュ」に連載していました。「風の谷のナウシカ」の連載は1994年まで続きました。

今回は、主人公ナウシカについて、そのモデルや、ルーツを紹介したいと思います。

あわせて、ナウシカについてみんながどう思っているのかも調査してみました。ネタバレを含みますのでご注意下さい。

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ナウシカはかわいいから好き、という評価を紹介!

ナウシカは、一途でかわいくて優しさと愛があります。恋もするのでしょうか。

16歳という設定ですから、高校生と考えると、背負っているもの大きすぎだろう、と思ってしましますが、健気すぎてかわいいとも思ってしまいますよね。

 

ユパ様やカイとの再会のあどけない笑顔は、少女ナウシカそのものです。

あの笑顔と、トルメキア兵との戦闘での怒りの表情は同じナウシカとは思えないです。

その分、ああいった笑顔のかわいらしさが引き立ちます。

ジブリが苦手だったり、見たことのない人にとっても、ナウシカのかわいさを見るだけでも価値は十分にありますよね。

 

宮崎駿監督はすごいですね。

ナウシカ一人についても色々な表情で描いています。

単純にかわいいだけでなく、強さや優しさも感じさせる表情、悲しみの表情など、まるで生きているかのようにナウシカの表情を表現しています。

ナウシカがうざいという人はいる?

「ナウシカうざい」という直接的な意見はほとんどありませんでしたが、以下のような意見がいくつか見受けられました。

 

「映画では、限られた時間でナウシカを神格化(伝説の英雄)としなければいけなかったからなのか、美化されすぎている。」

「女神のような菩薩のような人間を超越した存在になってしまっている。」

「王蟲に寄り添いすぎ、人から遠い存在となってしまっている。」

「漫画のナウシカは、もっと人間臭く描かれている。」

 

 

風の谷のナウシカは、ストーリーが複雑ですし漫画の原作もありますので、ナウシカに対してあまり共感できない方もいらっしゃるようです。

こういったいろいろな意見が出るのも、風の谷のナウシカの魅力の一つなのでしょう。

ナウシカのモデル人物はギリシャ王女!

ナウシカアー

ナウシカは、ギリシャの叙事詩「オデユッセイア」に登場するスケリア島の王女がモデルとなっています。

ホメロス作の「オデユッセイア」において、主人公のオデユッセウスがトロイア戦争から、故郷イタケーに帰ります。

その途中に立ち寄った島が、ナウシカアーの住むスケリア島です。

一つ目の巨人から逃れたオデユッセウスはスケリア島でナウシカアーに救われ、よい関係になりますが、オデユッセウスには故郷に妻もおり、ナウシカアーは送り出します。

その時、ナウシカアーは、オデユッセウスに国へ帰っても自分のことを忘れず思い出してほしいと伝えます。

 

古代ギリシアの叙事詩にナウシカのルーツがあったのですね。

そういえば、ナウシカの英語綴りも【Nausicaa】となっています。

さいごは「aa」(アー)と伸ばしているのは、この叙事詩から来ていたのですね。

ナウシカなぜそんなに人気?

ナウシカは公開されてから40年近くたっていますし、連載が終了してから30年近くが過ぎようとしています。

それでも、金曜ロードショーなどで放映すると一定の視聴率を獲得する鉄板の映画となっています。

この人気の秘訣は、ストーリーの重厚さとユニークなキャラクターによるところが大きいでしょう。

 

ストーリーは、映画版でも十分完成形だと思うのですが、漫画版を見るとさらに重厚で緻密なストーリーであることがわかります。

大きな背景としてある、地球規模での腐海の広がりと蟲と植物の関係の謎。

そして、その不思議な世界で繰り広げられるトルメキアと土鬼(ドルク)の血で血を洗う戦争。

この、ベースとなる設定のオリジナリティが魅力の秘訣です。

あのような巨大な蟲が出てくる物語はたいがいエイリアンものとか、戦隊もの、ホラーものとなります。

こういった、合理的なストーリーものにするには相当緻密な設定がなされていなければなりません。

 

ユニークなキャラクターについては、ナウシカやクシャナをはじめとした人間の個性も緻密に設定してあります。

なによりもアニメーションによりその性格などを表現している点はスタジオジブリの映画に引き継がれています。

そして、愉快な(不気味な?)蟲たちや機械などです。

王蟲の大きさや動きには圧倒されるし、大王ヤンマ(エヴァに出てきそう)を回避するシーンなどは、圧巻の緊迫シーンです。

もちろん、安田成美さんのテーマソングや、BGMや効果音も一度聴いたら耳に残るユニークのものとなっています。

こういった理由から、何度見ても新たな発見や考察が生まれたり、初めて見たものにとってもいまだに新鮮さのある映画なのです。

まとめ

ナウシカをかわいいという人はやはりたくさんいましたね。

また、映画での描写について一家言ある人は多少いましたが、ナウシカがうざいとか嫌いという意見はほとんどありませんでした。

「風の谷のナウシカ」の主人公ナウシカのモデルは古代ギリシアの叙事詩「オデユッセイア」に登場するナウシカーで、オデユッセウスと恋に落ちるが、別れるという設定です。

ナウシカの人気は、緻密で重厚かつ独特なストーリーとユニークなキャラクター、BGMによるところが大きいです。

40年たった今もナウシカは皆さんから慕われています。

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