【アナと雪の女王2】でエルサはなぜ凍った?最後になった精霊の姿や、恋人がいない理由についても! 

エルサとアナの物語の完結作として映像化された「アナと雪の女王2」。
ディズニー映画の中では革命的なプリンセスをさせ、更には空前の大ヒット作となりました。

前作から三年後、ある日突然聞こえてきた謎の声に呼ばれているとわかったエルサ。その声の主とアレンデールの危機を救う為にアナとエルサ、前作同様仲間のオラフとクリストフも加わって旅に出ます。
最終的には2人の絆が深まり、大団円で終わりましたが、大人向けの深いストーリーとなっておりました。
その中でも大人向けに作られたシーンがいくつかありました。何度も見て個人的にたどり着いた答えを書いていきたいと思います!

ただ、個人の考察です。あくまで推論ですのでこれが答えとは限らないことを念頭に記事を読んでいただけたらと思います。

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アナと雪の女王-2

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エルサが凍ったシーンについて

ノックに乗ったエルサがアートハランにつくと、そこにあったのは氷河でした。
アートハランの奥底では記憶が氷像となって視覚化されるようになっていました。

そこで見たのは、先王の祖父がノーサルドラの民を騙し、陥れて殺害する場面でした。
その過去は他の物とは別の、まるで隠すような場所で見ることになりました。

それを見る為に、エルサが地下に降りたときから、徐々に体は凍っていってします。
そして凍る直前、魔法でアナにこの過去を託して凍ってしまいました。

エルサはなぜ凍ったのか?

説1:「愛」が消えた説

まずエルサが凍った場面をどこかで見た事があると思いました。
それは前作の「アナと雪の女王」でアナが凍った場面です。

 

アナが凍ったのは、暴走したエルサからの魔法を心に受けたのが原因でした。
その心に受けた魔法を溶かせるのは「真実の愛」だとトロールに告げられました。
その時はハンス王子の愛で魔法は解けると思いましたが、ハンス王子の愛は偽りでした。
ハンス王子から逃げた先でアナは凍ってしまいます。ですが、それを溶かしたのは姉妹であるエルサの「愛」でした。

アナの凍った心をエルサが溶かすことが出来たのは、妹への「愛」ゆえです。

今作の場合、エルサはアートハランで先王である祖父の過去の愚行を目の当たりにしてしまいます。

 

先王の祖父がしていた事はエルサが大事に守ってきた王国への裏切り行為です。
エルサはその光景を見た時に心から「愛」が消えてしまったのだと思います。

人を騙し、偽り、貶めるような愛のない世界の中では、氷の魔法を持っているエルサが凍ってしまうほどに、冷たく凍てついた世界だったのだということです。
「愛のない世界」=「冷酷な世界」の比喩として、エルサが凍るという表現がなされたのだと思いました。

説2:精霊の怒り説

まずそもそも、アートハランが川だったはずだということが前提にあります。
母イドゥナの子守歌の名前がまず「魔法の川の歌」ですし、歌詞でも、「はるかなる 北の川に」という文章があります。

それなのに、エルサが到達したアートハランは氷河でした。

元々が氷河だったとしたら、歌詞や名前に「凍り付いた」、や、「氷の」、等がつけられていたはずです。

ですので、何らかの理由によってアートハランが凍ってしまったのでしょう。
今回はその原因がエルサが凍った理由にも繋がるのだと思いました。

精霊が怒った原因は、アレンデールが魔法の森に作ったダムによるものです。
先王の祖父の行為自体にも怒りが沸いたのかもしれません。

精霊たちは自分の力を制御できない程の怒りが沸いて、魔法の森を封じてしまったのです。
その時、アートハランにダムと祖父の愚行が記憶として残ります。
その記憶は、精霊たちにとって見るにも耐えないものだったからこそ、その記憶を凍らせて封じ込めたいと思ったのかもしれません。

その記憶を見に来たのがアレンデールの現女王となれば、精霊たちの琴線に触れたことは間違いありません。
嫌な記憶と共に女王を永遠に閉じ込めておけば、昔のような事は起こりえない、そう思ったのかもしれません。

補足:エルサが最後になった精霊の姿について

エルサの姿は前作から少しずつ異なっています。
特に顕著なのが服と髪型です。

前作の「アナと雪の女王」では、母と同じ髪型で戴冠式を執り行っておりました。
髪はしっかりと結ってあり、服装もアレンデール王国の紋章が描かれているので正装だとわかります。

 

こちらも前作です。
この姿で歌った「レット・イット・ゴー」で人気が爆発しました。
魔法の暴走が怖くて肌を見せないようにしていた時とは違い、露出が多くなっていますね。

そして今作では、今までのディズニープリンセスにはない、全く異なった服装をしています。

それはパンツスタイルです。

 

試練を乗り越える為の服装の後、全てを知ったエルサの姿は、自分を知って解放された美しい姿になったような気がします。

エルサには恋人がいない理由

アナがついにクリストフと結ばれたのに対して、エルサにはそういった色恋沙汰が垣間見えることはありませんでした。
それには勿論理由があります。

その理由についてリー監督が、「前作と続編は2つで1つの作品だと思っている」と前置きした上で、米Entertainment Tonightで説明しています。

「この映画の制作にあたって、私たちは、それぞれのキャラクターの思考や感情を書き出す為に膨大な時間を費やし、さらに綿密な性格診断も行いました。

 

そしてその結果、エルサという女性は恋愛ができるような状況に全く無い人物だということが判明しました。
彼女は、多くのプレッシャーに晒され、アレンデール王国の重みを背負い、自らの特別な力を求める声にも戸惑いを感じています。
そんな状況に置かれたエルサが、恋愛をするという展開は、私たちが考えるストーリーの方向性と相違しなかったということです」

監督たちはあえて、エルサが自分の使命も恋愛も王国の危機も全て救うようなスーパーヒロインにはしなかったということです。
人間らしいどこか不器用で実直な人格として産み出した事が、映画の人気の一因にもなり得ていると思います。

まとめ

いかがだったでしょうか?
エルサのことを知れば知るほど、この映画をもう一度見たいと思う気持ちになります。

特に今回の考察は、十人十色の考えがあります。ここに書いてあるものが本当の答えかもしれないし、全く異なるものが答えかもしれません。

自分が納得がいく答えを探し出すのも映画の醍醐味の一つだと思います。

ぜひ前作「アナと雪の女王」も含めてご覧になってみてくださいね!

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