「マトリックス」は米国のウォシャウスキー兄弟が監督、脚本を務め、1999年に第1作目が製作されたSFアクション映画です。
今回は、そんなマトリックスのあらすじ、ネタバレについて紹介します。
マトリックスとは結局何であったのか?ネオの名前に込められた意味やラストシーンなど気になる展開についても考察していきます。
以下、ネタバレを含んでいます。
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マトリックスのあらすじネタバレ
ソフト作成会社のプログラマーである主人公ネオは、一流のハッカーという裏の顔も持っています。ある日、ネオの元に届いたメールにより、ネオはナイトクラブに赴くことになります。
そこでネオはトリニティと出会い、さらにモーフィアスとも出会います。そして、ネオは携帯電話でモーフィアスとともに、クラブから逃げ去ることを指示されます。
ネオにはエージェント・スミスという謎の人物による危機が迫っていたのです。しかし、ネオはエージェント・スミスに捕獲され、モーフィアスを逮捕することに協力するよう要請されます。
ネオはそれを拒絶します。エージェント・スミスらはネオに機械の虫を埋め込もうとしますが、これはネオの夢でした。
トリニティとモーフィアスは、ネオに人類はAIとの戦いに敗れてAIの動力源とされていることを聞かされます。そして、ネオもまたAIの作る仮想現実世界を生きており、動力源とされていたのです。
ネオはトリニティらから反乱組織であるザイオンについても聞かされ、AIを倒すべく救世主として戦うことを決心します。
反乱軍のネブカデネザル号の一員であるサイファーは、仮想現実世界に再び戻りたいと思っています。また、エージェント・スミスも仮想現実世界にいながらも、現実世界に戻りたいと思っています。
2人はそれぞれの思惑が一致し、ザイオンの暗証番号を知るモーフィアスを引き渡すことにより、サイファーは仮想現実世界に戻るという取引をします。
サイファーの裏切りを知らないネオらは預言者オラクルを訪れたのち、エージェント・スミスらの待ち伏せにあいます。また、モーフィアスも拉致されます。
ネオらは危機に陥りますが、ネオは覚醒して危機を脱します。そして、ネオは人類に仮想現実世界に住んでいることを知らせ、現実世界を見せることをAIに宣言してラストとなります。
その後ネオはトリニティやモーフィアスら反乱軍と協力し、エージェント・スミスらAIと戦います。人類とAIの戦争です。
しかし、ネオとトリニティは、エージェント・スミスらとの戦闘により死亡してしまします。しかし、人類とAIは協議に持ち込み、最終的には人類とAIの平和共存の世界にこぎつけるところでラストとなります。
マトリックスとは結局何であったのか
◤#マトリックス列伝 No.27◢
『#マトリックス』には、現実/仮想現実の世界が登場。そのふたつを区別するため使用されたのが、カラーフィルター。マトリックス内の世界(非現実)においては、全体的に緑がかったデザインになっており、虚構であることを視覚的に示唆している pic.twitter.com/ml6bz6yJDn— 映画『マトリックス レザレクションズ』公式 (@matrix_movieJP) December 7, 2021
「マトリックス」とはラテン語では子宮を表し、新たなものを生み出すものを意味しています。
コンピューターや数学の世界では、「マトリックス」は、行列式を表します。
SFの世界では「マトリックス」とは仮想現実の世界を表しています。
では、映画マトリックスは何を描いているのかというと、仮想現実の世界そのものを描いています。
人間の感覚は、脳が感じる電気信号によって認識しています。
つまり、脳に電極をつないで様々な電気信号を流せば、あたかも体験しているかのような仮想現実を脳で認識するのです。
そうなると、脳をどこかに保存してそこに電流を流し続けることにより、人間は様々な体験をして死んでいくのです。代わりに人間からはエネルギーをAIが得るのです。
それをAIが行っていることに気づいたモーフィアスやネオが反乱軍として立ち上がるのです。
それを描いているのがマトリックスの世界です。
仮想現実を描いた世界というのは当時とても斬新で、衝撃的な設定でした。
ネオに込められた意味について
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12/17の公開まであと6日💥『#マトリックス レザレクションズ』から新場面写真が解禁!
『マトリックス』1作目を彷彿とさせるネオとモーフィアスの格闘シーン、物憂げなトリニティーの姿や新キャラも多数!彼らにどんな結末が待ち受けているのか?劇場でお確かめください🎬 pic.twitter.com/iomMWUPUxl— ワーナー ブラザース ジャパン (@warnerjp) December 11, 2021
「ネオ」はマトリックスの主人公の名前で、主演のキアヌ・リーブスが演じています。
現実世界ではトーマス・アンダーソンという名前であり、ネオはPCや仮想現実の世界でのニックネームです。
ネオをスペルで表すと”NEO”となり、これは、ギリシャ語では「新しい」を意味する接頭語でもあります。
また、”NEO”を組み替えると”ONE”となり、”The”をつけることで”The One”、つまり神を意味する言葉となります。
そのようなことを考えるとネオは、新しい神、つまり救世主という意味が込められていることがわかります。
また、”anderson”という名前もギリシャ語では”andro(人)”+”son(息子)”、つまり、”son of man(神の子)”を意味しています。
さらに、「トーマス」という名前もイエスの使徒の1人の名前でもあります。
仮想現実の世界における救世主ネオというのは、名前にも込められているのです。
ラストシーンの考察について
気になったのが『マトリックス レボリューションズ』に登場していたサティが大人になってネオの前に現れたのかな。
#TheMatrix#TheMatrixResurrections pic.twitter.com/6Ov0JdkQFV— 地球生まれのエイリアン (@umarealien) September 9, 2021
ラストシーンでは、ネオとスミスの決着がついた後、預言者オラクルとサティが話をします。
そこでは、オラクルはスミスにわざと捕らわれたのだと語ります。それはネオに自分を解放させ、スミスを内部崩壊させるためだったと語ります。
このため、オラクルはスミスの内部に取り込まれることを選択したのです。
そして、預言者がオラクルからサティに移っていきます。サティはこの時点から預言者としての特殊能力が使用できるようになります。
ここから考えられることは、今後の水先案内人は、オラクルからサティに移ったということです。
そして、サティがマトリックスの未来を担うのです。
まとめ
今回はマトリックスのあらすじ、ネタバレラストシーンを紹介しました。また、ネオという名前に込められて意味について紹介しました。
ネオという名前にも、トーマス・アンダーソンという名前にも救世主につながる多くの意味が存在していました。
そして、マトリックスのラストシーンについて考察しました。
預言者オラクルは新たな預言者に引き継がれました。レザレクションズにおいては、サティがなんらかの重要な役割を担うことが予想されます。
マトリックス・レザレクションズは12月17日に公開され、早くも動画配信サービスでも配信開始となっています。
マトリックス3作品をもう一度見直してからぜひ見てみてくださいね。
最後まで読んでくださいましてありがとうございました。
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