「猫の恩返し」はスタジオジブリのアニメーション映画作品で、公開は約20年前で2002年7月20日です。
監督は森田宏幸で、出演者(声優)には池脇千鶴(ハル)、袴田吉彦(バロン)、山田孝之(ルーン)、大泉洋(国語教師)らがいます。
この作品は、スタジオジブリ作品である「耳をすませば」の主人公月島雫が書いた物語という設定になっており、スピンオフになります。
今回は「猫の恩返し」の都市伝説について紹介していきます。
また「耳をすませば」とのつながりやユキちゃん死んでる説など裏話も紹介していきます。
タダで見る方法はこちら↓猫の恩返しを見れば耳をすませば見たくなるし、耳をすませばを見れば猫の恩返しを見たくなる循環
— yamato (@yamato295) August 13, 2021
目次(各項目をタップすると、その項目に飛びます。)
「猫の恩返し」の都市伝説について
ジブリ作品には、都市伝説がいくつかあります。
例えばとなりのトトロでは、ネコバスは死者を黄泉の国へと運ぶバスで、トトロはその案内人であるといったようなものがあります。
「猫の恩返しに」おいてもいくつかあります。
1 「猫の恩返し」は、「耳をすませば」の主人公月島雫が書いた作品である。
猫の恩返しと耳をすませばでは、同じ名前の猫が何匹か登場しています。
耳をすませばでは、バロンと雌猫の人形が飾られています。その2匹を発想に膨らませて月島雫が猫の恩返しを書いたのです。
保育所の時耳をすませばめっちゃ好きで何回も図書室から本借りてよんでたから、このバロンを見るとすごい懐かしい気持ちになる。 pic.twitter.com/hbVqZAR4UG
— 正太 (@sho1018t) August 12, 2021
「猫の恩返し」の中で、バロンはハルと猫の国を冒険します。
バロンの恋人は、猫の事務所において肖像画の中に登場しています。
恋人とは遠く離れてしまったのか、死に別れてしまったのかは不明です。
また耳をすませばで雫を地球屋へと導いた太った放浪猫ムタは、猫の恩返しでも登場します。
ムタは耳をすませばにおいて、他にもお玉やムーンなどといくつかの名前で呼ばれていますが、猫の恩返しにおいて本名はルナルド・ムーンとなっていることから同一猫のようです。
このように、猫の恩返しと耳をすませばにおいて、共通して登場している猫がいることから2つの世界はつながっていると言えます。
耳をすませばが1995年の作品であり、雫は15歳でした。
猫の恩返しが2002年の作品であることから、雫は22歳となっているということになります。
小説家になる夢をもっていた雫が夢をかなえて猫の恩返しを書き上げたということになれば、2つの世界は雫の脳内でつながる世界ということになります。
2 月島雫は猫の恩返しにも出演している?!
猫の恩返しではハルが主人公ですが、雫が猫の恩返しに出演しているという噂があります。
君の名はの主人公らが天気の子にちょい役で出演したような感じで出演しているのでしょうか。
確認したところそのような事実はなく、実は月島雫の声優である本名陽子(ほんなようこ)が猫の恩返しでハルの同級生であるチカを演じているのです。
この眼鏡をかけた女の子チカは「耳をすませば」の主人公・月島雫役に続いて本名陽子さんが演じています。本名さんは「おもひでぽろぽろ」(91年公開)の主人公タエ子(子供時代)も担当、その後「ふたりはプリキュア」などでも活躍。声優の他にも女優、ナレーター、歌手としても活躍しています。 pic.twitter.com/1xtjHGmcYR
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) November 18, 2016
雫は両作品に声で出演していたのです。
チカは、ハルに猫の国から贈り物であるマタタビが届き、その臭いのせいで大量の猫に追われながら登校しているシーンで登場しています。
眼鏡をかけた地味な同級生で、まさか雫がそこで声だけ登場しているとはなかなか気づけませんね。
3 猫の事務所の空間が歪んでいる?!
猫の事務所の壁に飾られた肖像画。これは「耳をすませば」で語られたバロンの物語に登場する、バロンの恋人・ルイーゼの姿なのだとか😮バロンの許嫁の人形として対で作られたルイーゼは、修理のためにバロンの元を離れ、そのまま別れ別れになってしまいます。☞続く #バロン #ルイーゼ pic.twitter.com/IcYn9vzGQx
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 24, 2018
猫の事務所は見た目はものすごく小さくて、猫が入ってちょうどよいくらいの広さです。
しかしハルが中に入ると、ちょうどよいサイズになります。
科学的に証明するのは困難ですが、ドラえもんに登場するガリバートンネルと同じような効果のある入口となっているようにも考えられます。
一方で、空間が歪んでいるという考え方も妥当です。
猫の国そのものがファンタジックな世界なので科学的な根拠を求めるよりも、非科学的な力で空間が歪められているとしたほうが夢がありますね。
なんにせよこの異空間の出現は、都市伝説としては十分なものです。
4 猫の国とは死者が送られる国?!ユキちゃんは、死んでいる?!
猫の恩返しの原作は「バロン 猫の男爵」という小説ですが、その中では「猫の国は死んだ猫らが行く場所」として書かれています。
そして猫の国には、生きている猫は出入りできますが、死んだ猫は出ることができません。
このため猫の国には死んだ猫もいますし、生きている猫もいます。
そして猫の国は、死んだ猫たちが幸せに暮らす場所として描かれています。
ユキちゃんがハルに猫の事務所について助言していますが、生きていればハルの前に現れてもよいはずです。
しかし声だけしか届かないのは、ユキちゃんは死んだ猫だからなのです。
小さい頃、猫の恩返しを映画館で見た私は周りがバロンに落ちていく中、ユキちゃんの可愛さ、美しさ、健気さ、優しさに落ちたのはいい思い出(その後しっかりバロンにも落ちる)
ユキちゃんは幸せになってほしい猫No.1#猫の恩返し pic.twitter.com/4YHj8q6bwG— 真辮(まあむ) (@929maamu) August 24, 2018
一方バロンは行き来していますので、生きている猫ということになります。
ところでバロンの恋人はどうでしょうか?猫の国にいればバロンと会うシーンがあってもよさそうですよね。
猫の国にいないということは、死んではいないという考察ができます。
そして猫の事務所にかかっていた肖像画が恋人だとすると、彼女はどこか異国の地で生きている可能性が高いですね。
まとめ
さすがに猫の国だけあって様々な都市伝説が成り立っているようです。
そして、どれも伝説というよりはしっかりとした考察ができ、事実にほぼ等しいような伝説です。
耳をすませばのスピンオフ作品として登場した猫の恩返しですが、雫の空想の世界であるためこの2つの作品世界は通じており、両作品に登場する猫たちがいます。
雫も両作品に登場しているかと思いきや、声優の本名陽子が声だけで2作品に出演しています。
猫の国は死んだ猫の幸福な世界であり、生きている猫も往来することができます。ユキちゃんは、死んでいるため現世には来られずハルには声のみでコンタクトしています。
これらの都市伝説をもう一度確認するためにも、一度見た方も見ていない方も是非視聴することをお勧めします。
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