「猫の恩返し」のあらすじネタバレからラスト結末まで!原作との違いも解説!

猫の恩返し2

引用元:スタジオジブリ

「猫の恩返し」は、スタジオジブリのアニメーション映画作品で、公開は約20年前の2002年7月20日です。

この作品は、スタジオジブリ作品である「耳をすませば」の主人公月島雫が書いた物語という設定になっており、スピンオフになります。

今回は、「猫の恩返し」のあらすじネタバレからラスト結末までを紹介していきます。

また、映画作品と原作との違いについても紹介します。

猫の恩返しは、繋がっている「耳をすませば」と見比べるともっと面白い!お子さんと見るのもオススメ!

 

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「猫の恩返し」あらすじネタバレ~ラスト結末まで

1 猫を助けるハル

主人公である吉岡ハルは、下校中に、トラックにはねられそうになるリボンのついた箱をくわえた猫を間一髪で助けます。

猫は、助けられると立ち上がり、ハルにお礼を言って去っていきます。

家に帰ってハルが母に猫を助けた話をすると、母は、ハルが小さいころ食べていたクッキーを白い子猫にあげた話をしました。その子猫はクッキーを大変喜んだということでした。

その夜、ハルが寝ていると、窓の外で猫の大名行列がありました。

ハルが玄関先へ行くと、王様の家来のナトルが王様は、ハルが助けてくれた猫の息子ルーンであるということでした。

ナトルは、ハルに恩返しをするプロジェクトを開始すると言って去っていきました。

2 どこまでも猫

ハルは、夢でも見たのかと思っていましたが、朝起きるとプロジェクトが開始されていました。自宅前は、ねこじゃらしだらけになっていました。

通学中は猫につけまわされ、げた箱にはプレゼントにネズミの入った箱が用意されていました。

放課後ゴミ捨て場に行くと、家来のナトルが現れ、ハルをルーンの息子の嫁にすると言います。

大変なことになったとハルが困っていると天から声がし、猫の事務所に助けを求めるようにお告げがありました。

事務所へ行くとデブ猫がいて、ハルを招き入れます。そこには、白いタキシードを着た猫バロンとカラスのトトがいました。

 

その時、ナトルと猫の集団がハルを連れ出します。

バロンは、ハルにお手伝いとしてムタを付き従わせ、それとともにバロンとトトも後を追います。

空間をワープして日暮れのない、猫の国に到着します。

3 猫の花嫁

ハルは王様の城に連れてこられ、宴会がはじまります。

ムタは、王の手下にゼリーの中に閉じ込められ、ハルはショックで落ち込みます。

そこに仮面をかぶった猫が現れ、ハルと社交ダンスをします。正体はバロンでした。

しかし、バロンの正体は王様にばれてしまい、ハルとバロンは手下から逃げます。

ハルは、どうしたら猫の国から脱出できるか悩んでいると、再び天の声(猫のユキ)がして、夜明けまでに城の迷路を抜けて塔のてっぺんに到達できれば、脱出できるということでした。

手下が迷路でじゃまをしてきますが、それらを突破して塔に到着します。

4 結末

ハルらは塔に到着しましたが、王様が塔を爆破し途方にくれます。

そこにルーンが現れ、王様の横暴を止めます。そしてルーンは、もともとユキとの結婚を望んでおり、プロポーズをしました。

実は、ユキはハルが小さいころにクッキーをあげた空腹の白猫だったのです。

ハルは、ルーンとユキ両方の恩人ということになります。

 

王様は、なおさらハルをルーンの嫁にしようとしますが、ルーンが王様を引き留めてハルは塔を登って人間界へたどり着きます。

そこは人間界の雲の上であったので、トトの仲間らが鳥のじゅうたんを作って地上に送ります。

ハルは、バロンとの出会いや猫の国という非日常を経験し、一歩大人に近づいたのでした。そして、日常に戻っていき終わります。

「猫の恩返し」ラストのセリフの意味や、ハルとバロンのその後は?

「猫の恩返し」のラストでハルとバロンが会話するシーンがあります。

ここでは、ハルの告白とバロンのスマートな返答があります。

ハル「バロン、私、あなたのこと好きになっちゃったかも。」

バロン「うん、ハルのその素直なところが私も好きだよ。」

バロン「もし、ハルが本当に私たちを必要としたならきっとまた猫の事務所の扉は開くよ。」

ハル「あっ」

バロン「さよなら」

ハル「ありがとう!バロン、トトさん、ムタさんもね!」

 

この後、ムタが最後のセリフを残すのですが、非常に聞き取りにくいのですが

ムタは、「「も」ってなんだ、「も」って!」と言っています。

ハル「フフ」

このあと、ハルとバロンが再会したかどうかは、わかりません。最後の描写では、ハルとバロンの大きさの違いを極端に強調しています。

これは、人間と猫の世界の違いを表現していると考えられます。

そのように考えると、猫の国での出来事も最後の告白も夢幻のような出来事であったことを暗示しているのです。

ですので、その後ハルとバロンがまた冒険をするということはないかもしれません。

しかしそれでも、「ハルが困ったときにはきっとバロンが助けに来てくれるだろう」という期待が持てるエンディングでしたね。

「猫の恩返し」原作との違い

原作は、月刊誌「りぼん」で連載されていた少女漫画「耳をすませば」のスピンオフ作品「バロン 猫の男爵」になります。

映画と原作では、ハルが車にひかれそうな猫を助けたり、猫の国にむりやり連れていかれるといった大筋は同じです。

小さな違いとして、バロンは、映画では、カッコいいのですが、原作では、茶目っ気のあるかわいい姿に描かれています。

 

そしてトトは、カラスではなくカササギという設定になっています。

またトトは、映画では、原作に比較してかなり好戦的なキャラクターとして描かれています。

このようにキャラクターの微妙な違いが原作にはありますが、原作との大筋には違いはありません。

まとめ

「猫の恩返し」は、ハルが助けた猫がハルを嫁にするために、猫の国に連れて行ってしまい、それをバロンとトトが助けて再び人間の世界に連れ戻すというお話です。

ハルは、猫の国に行くという新しい体験をして、一歩大人に近づく、というお話です。

原作は、漫画「耳をすませば」のスピンオフである「バロン 猫の男爵」です。

ハルとバロンの最後の告白シーンはその続きがありそうなのですが、再会は猫の国への扉が開かない限りなさそうです。

「耳をすませば」のスピンオフということで、「耳をすませば」と「猫の恩返し」の両方を視聴すると、話のつながりなどが更におもしろくなりますので是非おすすめします。

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