【22年目の告白】里香は死ぬ直前に口パクでなんて言った?なぜ殺されたかや最後に真犯人を刺した人物についても徹底考察

「22年目の告白ー私が犯人です-」は入江悠さんが監督、平田研也さんが脚本をつとめ、2017年6月に公開されたスリラー映画です。

韓国版はサスペンス・アクションの色合いが強いですが、本作は2010年以降の日本での殺人への公訴時効撤廃を取り上げた社会派サスペンスの色合いが強くなっています。

映画は1995年の殺人公訴時効撤廃の前日までに東京で起こる5件の連続殺人事件が時効を迎えたのちに現れる犯人を名乗る男を巡って展開します。

そして、犯人を名乗る男は事件の告白本を出版し、メディアや世間の注目を集めることになります。

そして、真犯人とその動機を解き明かしていくサスペンスが展開されます。

 

今回は、そんな「22年目の告白」について、里香が死ぬ前に口パクで何と言ったのかについて解説します。

また、里香はなぜ殺されたか、そして、最後に真犯人を刺した人物についても考察します。

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「22年目の告白」里香は死ぬ前に口パクで何と言った?

牧村航の妹・牧村里香が殺害される場面で、里香は最後の言葉を残しますが聞こえません。

この殺害の場面の謎は、真犯人を名乗る顔を覆った男の動画に隠されていました。

絞殺でもがき苦しむ里香が最後に口パクで何かを伝えようとする場面が出てきます。

 

ラストで曽根崎と仙堂の会話の中で、仙堂は「里香が最後に何と言って死んでいったか教えてやろう」と言います。

その最後の言葉とは、「阪神大震災で死んでいった人々とともに私も死んでいくべきだった。私が1人生き残って幸せになる資格はない」だったのです。

そして、仙堂もまたテロリストに親友が絞殺され、自分1人が生き残って帰国していたのです。

しかし、里香はすでに1995年1月の時点で阪神大震災によって多くの犠牲者を目の前にし、仙堂と同じトラウマを背負っていたというのは皮肉でもあり運命的でもありますね。

「22年目の告白」里香はなぜ殺された?

犯人は絞殺する際、その家族相当の人間に目撃させることをルールとして課していました。

5人目の絞殺のターゲットは牧村刑事でした。そして、その家族といえば、当時牧村のアパートに同居していた妹の里香になります。

プライドの高い犯人(仙堂)だから牧村に捕まりそうになり、右肩を撃たれたことは許せなかったでしょう。

だから、巧妙な方法で牧村を計画的に絞殺しようとしています。実際は牧村ではなく、牧村の上司が爆殺されてしまいます。

それを高所から仙堂は里香に見させていたのです。

そして爆破の後、里香が仙堂に最後に殺された理由については、里香が最後に吐いた「私が1人生き残って幸せになる資格はない」という言葉を聞き、生きる気力のない者に対し、つまらなくなったから殺したのです。

「22年目の告白」真犯人を刺した人物は誰?

 

最後に獄中にある仙堂は看守らに保護されながら廊下を歩いている時、後ろから清掃人に刺されます。

この清掃人は当初帽子をかぶっていて顔はわかりませんが、懐から刃物を取り出すとともに帽子も脱ぎ捨てます。

このとき耳や唇にピアスがはっきりと映ってます。この人物は曽根崎のサイン会に銃撃に押し入った人物です。

 

その人物とは3人目の絞殺事件で殺されたホステスの息子である戸田丈でした。

橘組の組員になっています。愛人関係であったことから橘が面倒を見ていたのでしょう。

獄中にいる仙堂を殺すよう橘に命じられたか、戸田自らが復讐のために仙堂を刺したのです。

まとめ

牧村航の妹・牧村里香が死ぬ直前に口パクで言っていた言葉について紹介しました。

それは、「阪神大震災で死んでいった人々とともに私も死んでいくべきだった。私が1人生き残って幸せになる資格はない」です。

なんとも切ないセリフですよね。里香の幸せに生きられたら、と思ってしまいます。

 

「22年目の告白」は韓国映画に着想を得ていますが、日本の社会をテーマにしており、サスペンス好きにも社会ドラマ好きにも興味深い内容になっています。

伏線やその後のストーリー展開、伏線回収など盛りだくさんで見どころいっぱいの映画です。

まだ、見ていない方、サスペンス好きな方は、是非見てみてください。

ここまで読んでいただきましてありがとうございました。

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