映画「22年目の告白」は韓国の実話って本当?モデルとなった事件について詳しく解説!原作小説・韓国版についても紹介。

「22年目の告白ー私が犯人です-」は入江悠さんが監督、平田研也さんが脚本をつとめており、2017年6月に公開されました。

主なキャストは、藤原竜也、伊藤英明、仲村トオル、岩城滉一といったそうそうたるメンバーとなっています。

映画は1995年の殺人公訴時効撤廃の前日までに東京で起こる5件の連続殺人事件が時効を迎えたのちに現れる犯人を名乗る男を巡って展開します。

そして、犯人を名乗る男は事件の告白本を出版し、メディアや世間の注目を集めることになります。

そして、真犯人とその動機を解き明かしていくサスペンスが展開されます。

 

今回は、そんな「22年目の告白」について、韓国の実話だという噂の真相や、モデルになった事件について解説するとともに、原作小説・韓国版についても紹介します。

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「22年目の告白」は韓国の実話って本当?

「22年目の告白-私は殺人犯ですー」は2017年に日本で公開されていますが、日本で製作された本作はリメイク版です。

オリジナルは2012年に韓国で公開されており、「殺人の告白」というタイトルで上映されています。

韓国版と日本版は違いがありますが、特に韓国版はアクション・サスペンスとして作られています。

日本版は法律改正なども取り扱った社会派サスペンスとして製作されています。

 

そして「22年目の告白」は韓国映画「殺人の告白」のリメイク版ですが、「殺人の告白」は1986年~1991年に韓国で実際に起きた「華城連続殺人事件」からインスピレーションを得ているということでした。

まったくの実話ではありませんが、似たような実話をベースにしていると言えます。

「22年目の告白」韓国版のモデルになった事件について

韓国版は2003年に韓国で上映された「殺人の追憶」の題材ともなった「華城連続殺人事件」という事件から着想を得て、製作されています。

「華城連続殺人事件」は1986年から1991年にかけて韓国の華城市の周辺の農村において、10~70代の女性10名が次々に強姦、殺害された事件です。

この事件は未解決事件となっています。

そして、この事件をベースに作られた韓国映画は「殺人の追憶」で、2003年に公開されました。

また、「殺人の告白」は「殺人の追憶」と同様、「華城連続殺人事件」からインスピレーションを得て、2013年に韓国で公開されています。

「22年目の告白」韓国版・原作小説について

「22年目の告白」の韓国版は「殺人の告白」という題名で、原題・原作は「Confession of Murder」です。

映画の監督はチョン・ビョンギルです。

 

韓国版の小説は、10人の女性が殺害された連続殺人事件を取り扱っています。

刑事が殺人犯を逮捕寸前まで追い詰め、顔を切りつけられます。

17年後にある男が自分が時効成立後に事件の犯人と名乗り出ます。そして、告白本を出します。

そんな中、連続殺人事件の凶器を持つ、別な男が真犯人と名乗り出ます。

 

このように、韓国版においても「22年目の告白」と同じように、犯人を名乗る男が告白本を出し、真犯人に迫っていくというストーリーが展開されています。

原作のストーリーを踏まえてみると、また違った見方ができそうですよね。

まとめ

「22年目の告白」が実話であるかどうか、実際に韓国で起きた連続殺人事件や原作についても紹介しました。

実話とまではいきませんでしたが、実際に起きた未解決事件に着想を得て、日本の社会問題や法律に触れつつ作られた作品ということがわかります。

そんな映画制作の背景が分かると、一度映画を見たことがある方でも、見え方が違ってきますよね。

まだ、見ていない方、サスペンス好きな方は、是非見てみてください。

ここまで読んでいただきましてありがとうございました。

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