「リメンバーミー」はピクサースタジオ製作、ディズニー配給で、2018年に公開されたコンピューターアニメーションによるファンタジー・アドベンチャー映画です。
ピクサーの長編映画として「カーズ/クロスロード」に次いで発表された作品であり、「トイ・ストーリー」から19番目の作品となります。
同時に「アナと雪の女王/家族の思い出」という短編アニメーションが上映されました。
今回はそんな「リメンバーミー」について、隠れキャラや裏設定、都市伝説について紹介します。
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「リメンバーミー」隠れキャラまとめ!ウッディやバズ、ニモ?!
『リメンバーミー』
カメオ出演。ウッディ、バズ、マイクのピニャータがぶら下がっています。 pic.twitter.com/tqdladmfC8
— ドラゴン士 (@eigarunner) March 24, 2018
ピクサー作品は遊び心がつまっていて、毎回多くの「秘密」が隠されています。
隠れキャラもその一つです。
トイストーリーのウッディとバズ
この2人はメキシコ風くす玉「ピニャータ」に扮しています。
ピニャータというのは、メキシコのお祭りやお祝いの時に登場するくす玉で、叩いて中のキャンディを落とすイベントに使われます。
メキシコではいろんな形のピニャータがあります。
ウッディとバズのピニャータは、ミゲルがサンタセシリアの町を走り回っているシーンにおいて、映画のはじめのほうでチラっと登場しています。
ニモ
ファインディング・ニモの主人公、カクレクマノミのニモは2回登場しています。
1回目は、死者の日のミゲルの家の中の祭壇のシーンです。
祭壇の右のほうに並べられている瓶の持ち手の部分がニモになっているのが確認できます。これはわかりにくい!
2回目は、映画の序盤で街の中を駆けているミゲルが「アレブリヘ」というカラフルな木彫りの動物の人形が並べられたテーブルの前を通るとき、アレブリヘの中にニモがいます。テーブルの左の方にいます。
どちらも見つけるのは難しいですね!
でも、見つけた時の感動もひとしお。一回で見つけらたら自慢できそうです。
「リメンバーミー」ではピクサー作品の登場人物が多数出演
リメンバーミー
インクレディブルまでおるやん笑 pic.twitter.com/ZzA256ToJc— 消します (@Natsu0930_AAA) July 21, 2018
ピクサー作品の登場人物は、上記にあげたバズやニモだけではなく、実は多数出演しています。
①シド(トイストーリー)
トイストーリーで悪ガキとして登場する少年シドですが、骸骨として登場しています。
死者の世界でヘクターがステージに上がる際、他の骸骨も演奏しているのですが、その奏者のひとりがシドと同じTシャツを着ているのです。
②マイク(モンスターズインク)
ウッディとバズが出演しているピニャータの中には、モンスターズインクに登場するマイク(一つ目の怪獣)もいます。
③ドリー(ファインディング・ニモ)
ニモがいるアレブリヘのテーブルの右の方にはファインディング・ニモに登場するドリーもいます。
④Mr.インクレディブルの家族
Mr.インクレディブルの家族は、リメンバーミーの中で白黒ポスターとして登場しています。
どれも分かりづらく、見つけづらいですが、ピクサー作品ファンとしてはたまらない演出ですよね。
アナと雪の女王でも多数の隠れキャラが出演しており、話題となっていました。興味がある方はこちらもぜひチェックしてみてくださいね。
「リメンバーミー」裏設定・都市伝説について
「リメンバーミー」にはホラー要素が入っているという都市伝説
ママ・イメルダ、まさかのステージへ‼️
そして、エルネスト・デラクルスも登場💥
(´-`).。oO(それでは聞いてください「哀しきジョローナ」)#リメンバーミー pic.twitter.com/SyclRpXzJo
— ディズニー・スタジオ(アニメーション)公式 (@DisneyStudioJ_A) February 21, 2020
それは、ママ・イメルダが映画の中で1人でステージで歌う「哀しきジョローナ」という歌についてです。
ママ・イメルダは夫のヘクターが自分を捨てて音楽にのめり込んでしまい、家を出ていったと思い込んでいます(本当は、ヘクターは殺されてしまったために帰ってこなかったのですが。)。
そこで、イメルダの夫への恨みは強く、家族の掟に中に「音楽禁止」を設けています。
「哀しきジョローナ」は、メキシコの民話の内容が含まれています。それは、「ラ・ヨローナ(泣く女)」という物語です。
「ラ・ヨローナ」の内容は次の通りです。
夫と妻、子供2人の4人が仲良く暮らしていました。
妻ヨローナはある日、夫に浮気されます。夫はヨローナと子供を捨てて、浮気相手のもとに行くのです。
嫉妬に狂ったヨローナは夫に復讐しようと、夫が愛する子供2人を殺すのです。
ヨローナは2人の子供を溺死させ、自分も投身自殺をしてしまいます。死んだヨローナは白いドレスを着た亡霊となって、子供らを探すのです。
これが「泣く女」の物語です。
イメルダは、子供には手をかけませんでしたが、夫の愛する「音楽」を家族から奪いました。
しかし、それは本意ではなく、イメルダもまたヨローナと同じく心では泣いているのです。
イメルダに「哀しきジョローナ」を歌わせているのには、このような都市伝説があったのです。
「死者の日」は家族を思うバロメータという裏設定
「死者の日」には祭壇を設けていましたが、これは日本でいうところのお盆ですね。
祭壇には写真を飾るのですが、どの程度写真を飾っているかでその家族が先祖を思っているかがわかるバロメーターになっているのです。
ミゲルの家では、ひいひいおばあさん(イメルダ)まで飾っていましたね。
先祖を敬う家族だということがわかるようになっているのです。
当初の作品名「死者の日」はメキシコから猛反発があったため「COCO」としたという裏設定
リメンバーミーの原題がCOCOである意味をやっと全国的に言えるときがきて良かった。そういうことです#リメンバー・ミー pic.twitter.com/qSPcM9i09w
— トーラス (@_6NNTN) February 21, 2020
ピクサーはディズニーの子会社という位置づけでしたが、作品名もまたディズニーに登録されます。
当初の作品名は、「Dia de los muertos(ディアデロス ムエルトス)=「Day of the dead」であり、これは「死者の日」そのものでした。
この作品名にもディズニーの著作権が発生してしまうと、今後死者の日を行うたびにディズニーの許可を取らなければならなくなる、と現地の人々から猛反発が出たのです。
日本でいえば「お盆」のたびに著作権問題が発生してしまう感じだったのですね。
そこで、作品名は「COCO」になったのです。
日本ではリメンバーミーに改題されてしまっているので、あまりこの話はピンと来ないかもしれませんが、こういった裏の背景を知ると、より作品の深みが増しますよね。
まとめ
「リメンバーミー」の隠れキャラのまとめ、そして裏設定や都市伝説について紹介しました。
ピクサー作品ならではの遊び心のある演出で、繰り返し何度見ても楽しめる作品となっています。
まだ、見ていない方、ディズニー&ピクサーのアニメファン、そして家族の心温まるストーリーが好きな方は、是非見てみてください。
ここまで読んでいただきましてありがとうございました。
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