新解釈・三國志のあらすじネタバレ!新解釈の意味は?赤壁の戦いの結末は?ラストで劉備はどうなるかについても徹底解説!

「新解釈・三國志」は福田雄一が監督・脚本を務め、2020年12月に公開された日本映画です。

「三國志」を福田監督なりの解釈により映画化をしており、ところどころにギャグを散りばめ、面白おかしく三國志を描いていたエンターテインメント作品となっています。

今回は、そんな「新解釈・三國志」のあらすじや新解釈の意味、そしてラストシーンではどうなるのか、ネタバレを含めてご紹介します。

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「新解釈・三國志」あらすじネタバレ

新解釈での劉備は臆病で小心者

現代の歴史学者・蘇我宗光が1,800年前の三国時代についての新解釈を語り部として述べるところから話はスタートします。

三國志演技では、蜀を建国した劉備は英雄であり人望もあり、歴代の英雄であるというのが定説になっています。

しかし、「新解釈・三國志」での劉備は戦いが嫌いで、普段は小心者のくせに酒を飲むと気が大きくなって勇敢になるというものでした。

桃園の義兄弟の誓いのシーンでは劉備は義兄弟になどなりたくないと言い、関羽・張飛に無理やり桃の木の下ではなく、桜の木の下に連れていかれて誓いをし義勇軍を立ち上げます。

最初は逆賊である黄巾族との戦いがあります。しかし、黄巾からは劉備軍の中途半端さをこけにされ、あげくのはてに劉備の顔が英雄顔の黄金比ではないとディスられます。

戦闘になっても劉備は戦わず、関羽と張飛に戦いに行かせるという臆病ぶりを発揮します。

逆賊董卓との闘い

義勇軍は関羽と張飛の活躍により躍進していきます。黄巾が去ったあと、逆賊董卓が現れます。

劉備らは反董卓軍に入って戦います。そこには、のちの英雄である曹操や孫権の父・孫堅らがいました。

虎牢関での戦闘では劉備はズル休みを使って、関羽と張飛らにまかせてしまいます。曹操らもあきれてしまいます。

そこには、董卓の部下の呂布が強敵として現れます。関羽と張飛が一緒になって戦いますが、引き分けに持ち込むのがやっとでした。

とはいえ、反董卓軍は優勢であり、董卓は西方(洛陽)へと退却します。

一方、反董卓軍も反目しあうようになり解散となります。

劉備は董卓打倒のために一計を案じます。董卓が女好きであること、呂布がバカであることを利用し、貂蝉という「時代考証的美女」を董卓のもとに送り込みます。

董卓は貂蝉に誘惑されます。一方、呂布も貂蝉に誘惑されます。

董卓と呂布は貂蝉を巡って争うこととなります。結果、呂布は董卓を殺してしまいます

騙されたことに気づいた呂布は、その後貂蝉も殺してしまいます

劉備と孔明の出会い

董卓亡きあと、曹操と孫権が勢力を拡大させていました。

劉備はまだ国もなく、しかし今よりも楽になりたいという気持ちから、軍師を雇います。

伏龍と呼ばれる天才軍師・孔明を劉備らは訪れます。

孔明は天才で気難しくなかなか会ってもらえないと考えていましたが、実はノリの良い、軽い人間でした。

訪れた時、孔明は無職であり、二日酔いで寝ており、妻の黄夫人の尻にしかれている状態でした。軍師の申し出は渡りに船、と飛びつきます。

 

ある日劉備軍は曹操軍に追い詰められます。劉備は先に逃げますが、劉備の妻は曹操軍に追い詰められます。

劉備の妻を趙雲が守ろうとしますが、妻は井戸に飛び込んでしまい死んでしまいます。

孔明は孫権との同盟を劉備に進言します。

劉備は「自分は褒められて伸びるタイプなので、バカで褒めてくれる孫権と同盟を組むのはよい」といって同盟を決意します。

曹操の80万の大軍が孫権軍に迫り、孫権は降伏か抗戦かを迫られます。

曹操が孫権を攻める理由は、孫権の部下で呉の司令官であり、絶世の美女ともいわれる周瑜の妻の小喬を得ることにあったため、周瑜は激怒します。

そして、周瑜は曹操と戦うことを決意し、劉備と同盟を組みます。赤壁の戦いがはじまります。

赤壁の戦い

曹操軍80万に対して孫権・劉備連合軍は3万でした。

曹操軍の大船団を前に劉備は弱音を吐きますが、軍師孔明は「戦いにおいて重要なのはネバギバ」とおどけます。

周瑜は孔明に対してライバル心を持っており、無理難題を持ち掛けます。

周瑜は孔明に矢を10万本用意するよう命じます。孔明は3日で用意すると回答し、周瑜は「できなかったら斬首」と息巻きます。

孔明は1日目、たったの100本しか矢ができませんでした。孔明は黄夫人に泣きつきます。

黄夫人の策を得た孔明は船20隻に藁人形を乗せ、曹操軍に向かわせます。20隻の船は曹操軍が矢を大量に矢をはなったところで逃げます。

孔明は藁人形に刺さった矢を回収し、10万本の矢を用意してしまいます。

孔明の策と劉備の活躍

曹操軍が出撃の日が来ます。しかし、曹操軍陣営では疫病が流行っていました。

この状況に孫権や孔明は攻撃の好機と判断しますが、劉備は感染を恐れます。

孔明らはマスクをすれば大丈夫といいますが、劉備は「マスクの目よりウィルスは小さいから無理」と言って退却します。

孔明は周瑜に曹操軍に対して火攻めを提案します。しかし冬であるため、曹操軍側からの北風しか吹きません。

しかし、孔明は儀式で風を起こせると息巻き、儀式を行います。これは黄夫人の入れ知恵で、山に雲がかかるときに北から南東風に変わることを知っていたからできたのです。

周瑜は「風が変わらなければ孔明は斬首だ」と言います。しかし、風は南東に変わり、孫権軍にとって追い風が吹きました。

 

一方で、周瑜や黄蓋らが火攻めにとまどります。そこで、孔明は曹操軍に火を放つことができる方法を知っていると言います。

すると、曹操軍の船団は火で燃え上がりはじめたのです。

実は劉備を退却させるとみせて、劉備らに火を放たせる策だったのです。

退却していた劉備は途中で牛の群れを見つけ、捕まえて宴会をはじめていました。

酔った勢いで劉備は曹操軍に突撃していき勝利するのでした。

最後には再び蘇我宗光が登場し、話をまとめてエンディングを迎えます。

「新解釈・三國志」の新解釈の意味について

本作は、いわゆる通説である三國志演技などにある三國志を描いているわけではありません。

この新解釈とは、冒頭に登場する歴史学者蘇我宗光が発表したとされる「新解釈」のことです。

蘇我宗光は実在する人物ではありません。

 

いわゆる通説の三國志は武将らの武勇伝などをちりばめていますが、新解釈ではおもしろおかしく武将らを描いています。

例えば桃園の誓いで劉備・関羽・張飛が義兄弟の契りを結びますが、通説では劉備が音頭をとって関羽・張飛が従ったようになっています。

しかし、新解釈では劉備は戦いが嫌いで、義兄弟の契りを結び、死ぬ日まで一緒などもってのほかだと述べるなど、平和を誰よりも愛する臆病者として描かれています。

 

また、通説では美女の貂蝉を董卓に差し向けたのは朝廷に仕える董卓を憎む高官であり、貂蝉はその娘でした。

しかし、新解釈では劉備の発案で、趙雲に美女を探しに行かせています。この点では劉備は知恵のまわる策士の一面があります。

また、赤壁の戦いは通説では、諸葛孔明の発案から10万本の矢を集めたり、風の変化を予測したり、火攻めをしたりしています。

しかし、新解釈では孔明の妻がすべて裏で取り仕切っており、実は孔明の策はすべて妻が発案したものになっています。

 

これらの新解釈は歴史の裏にある現実をコメディタッチに解釈を加えています。

そして、武将らのイメージをくつがえす新しい解釈なのです。

1,800年前の真実などわかりようもないのですから、こんな三國志もありかもしれない、と思わせる楽しみ方があります。

「新解釈・三國志」のラストで劉備がどうなるかについて

赤壁の戦いでは曹操軍に疫病が蔓延し、劉備は感染を恐れて退却します。

孔明はそれをどうぞと言わんばかりに許可します。

劉備は退却途中で牛の群れを見つけ、それを食べ宴会を行い、酒に酔って気が大きくなります。

いつもは戦いを恐れる劉備ですが、酒が入ると勇敢になります。

風向が変わり、孫権・孔明らの火攻め、そこに劉備らが川に捨てた牛の脂が加わり、曹操軍は火だるまの大混乱になります。

逃げ惑う曹操軍を酔って勢いに乗った劉備軍が追撃し、曹操軍を蹴散らし、赤壁の戦いに勝利します。

酒に酔って気が大きくなり大暴れするのは通説では張飛なのですが、新解釈では劉備が酒の力で勇敢になってラストでは大手柄を立てます

しかし、この劉備の一連の行動は、孔明(妻)は劉備が退却するときから予測していました。

つまり、孔明の妻が劉備達の行動や性格までを読み、戦いを勝利へと導いたということなのです。

まとめ

新解釈三國志のあらすじや新解釈の意味について解説しました。

新解釈では通説の三國志とは違い、武将らの武勇伝がコメディタッチに描かれています。

特に劉備は戦いが嫌いな平和主義者ですが、酒を飲むと勇敢になるという人物として解釈しています。

また、孔明は通説のような知恵者ではなく、すべては妻の入れ知恵であったという解釈がなされています。

そして、ラストでの劉備について紹介しました。曹操軍の疫病を恐れて退却しますが、酒を飲むことにより、曹操軍を蹴散らすことに成功します。

結果、赤壁の戦いに勝利します。

 

新解釈三國志は、普段の三國志とは一風変わったものとなっていて、歴史ドラマを期待すると裏切られますが、軽く笑える映画という位置づけで見に行くとツボにはまります。

まだ、見ていない方、最近笑っていないなという方は、是非見てみてください。

ここまで読んでいただきましてありがとうございました。

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