アズカバンの囚人の逆転時計はチートで矛盾あり?ハーマイオニーが持ってた理由や勉強以外で使わないのはなぜ?

「ハリーポッターとアズカバンの囚人」はハリーポッターシリーズ第3作です。

1作目の賢者の石と2作目の秘密の部屋は、監督クリス・コロンバスでした。

第3作目は、メキシコ人の監督アルフォンソ・キュアロンが務めました。

前2作に比べて、大人向けな演出がなされているのは、キュアロン監督のカラーが出ています。

 

今回は、逆転時計はチートで矛盾があるかどうかについて考察していきます。

また、ハーマイオニーが持っていた理由や勉強以外でつかわないのはなぜかについても解説します。

逆転時計はチートなのか?矛盾であるかどうか?

映画の中では逆転時計を使ってハリーとハーマイオニーが過去に戻って、吸魂鬼に襲われている過去のハリーとシリウス・ブラックを救います。

その救われたハリーは、未来でまた逆転時計を使って過去のハリーを助け、助けられたハリーは更に過去のハリーを救って、、、と永遠にハリーが助けられていくということになります。

映画を見ている限りでは、つじつまが合うような気にもなるのですが、、、、

日本人は、「ドラえもん」でタイムマシンに慣れ親しんでいるからでしょうか、過去と未来を行き来することに矛盾を感じないのかもしれません。

 

しかし、最初に現れたハリーは、一体誰に助けられたのでしょう?

とにかく、過去に戻って世界を変えられるということは、チート(反則技)とも言えます。

これが使えるのでしたら、ヴォルデモートそのものを過去において葬ることもできてしまいますから。

通常時間軸は過去から未来へ一方向へしか進まないのが常識である世界に住む我々にとって、これは難問です。

あえて答えを見出すとすれば、パラレルワールド説を取ることです。

最初に現れたハリーにはいくつかのパラレルワールドが存在し、ディメンターに殺された世界と殺されなかった世界が並走しているのです。

殺されなかった世界のハリーが殺された世界の過去へ行き、救うのです。

こうすると、パラレルワールドの2つの世界はどちらもハリーが生き延びることになります。

 

映画上では、なんとなくそういった疑問点はスルーして流れていきます。

映画の主題は時間旅行にあるわけではないのですから。

そして、魔法使いの世界の話ですので、科学的な理論が通じる世界ではありません。

我々科学の世界に生きる人間にとっては、矛盾だらけの世界がハリーポッターの世界です。

逆転時計をハーマイオニーがなぜ持っていたのか?

ハーマイオニーはホグワーツ魔法学校では優等生です。

特にグリフィンドール寮のマクゴナガル先生からの信頼は篤いです。

ハーマイオニーは同じ時間に行われている2つの授業のどちらにも出席していますね。

1人しかいないハーマイオニーがどちらの授業にも出席するのは不可能ですよね。

そこでハーマイオニーは、マクゴナガル先生が所有していた逆転時計を貸してくれるよう頼みこんで、2つの授業に出席できるようにしてもらったのです。

ハーマイオニーは、Aの授業が終わった後、休憩時間を利用して逆転時計を使って過去に戻り、Aと同じ時間に行われているBの授業にも出席していたのです。

Bの授業が終わったら、またもとの時間に戻ってきていたのです。

ハーマイオニーは、逆転時計を授業以外で使っていなかったのはなぜ?

逆転時計は、過去の自分自身に会うことや未来を変えてしまうようなことに使用はできないようになっています。

ハーマイオニーはAの授業に出ていますから、過去に戻ってBの授業に出席しても過去と未来のハーマイオニーが会うことはありません。

顕著に未来が変わることもありません。

しかし、ディメンターに襲われるハリーとシリウス・ブラックを助けるときや、ヒッポグリフを助けるときに逆転時計を使用しています。

これは、逆転時計には使用のルールは決まっているが、物理的(魔法的)に使用することができないわけではないということです。

ただ、過去の自分自身に会ってしまったり、未来を顕著に変えてしまった場合、どんなことが起こるかわからないから、タブーとされてきたのです。

結論的にはヒッポグリフが助かり、ハリーやシリウス・ブラックが助かり、世界が破滅するような使われ方はしていません。

映画の中では逆転時計はタブーな使われ方をしていますが、結果オーライなのです。

科学映画だったら合点のいく説明が必要ですが、魔法世界のお話だからこういった話の進め方もできるのですから楽ですね。

雑だという声も聞こえてきそうですが、、

まとめ

逆転時計は、チートともいえるアイテムであります。最初のハリーがどのハリーに助けられたのかははっきりわからないので矛盾ともいえるかもしれません。

パラレルワールドでディメンターから生き残ったハリーが過去に戻ってハリーを助けたと考えるのは自然かもしれません。

ハーマイオニーが逆転時計をもっていたのは、同時間にある2つの授業を両方とも受けたいため、マクゴナガル先生にお願いして、借用していたからです。

逆転時計は、勉強以外に使用してはいけない、過去の自分自身に会ってはいけない、未来を大きく変えるような使い方をしていはいけないと、ルールが定められていました。

今回はハリーポッターとアズカバンの囚人について解説しました。ぜひこの機会にご覧ください。

コメント

コメントする