コード・ブルー劇場版(映画)のあらすじネタバレと感想!キャストや映画のラスト結末も

この記事では、コード・ブルー3rdシーズン後の、コード・ブルー劇場版(映画)あらすじネタバレ感想を記載しています。

それぞれの道を歩いてゆくフェローたちに、また試練がふりかかります。

フェローたちは乗り越えていけるのでしょうか?

コード・ブルー劇場版(映画)のあらすじ

トロント大学へ旅立った藍沢、翔北救命救急センターで災害医療の講師として講義を行う白石、そして翔北救命救急センターで働く緋山、藤川、冴島と新人フェローたちは、それぞれ自分の目標に向かって働いていました。

日々ドクターヘリの救助要請は絶えることがありません。

新人フェローたちも出動回数を増やし成長していく中で、末期がんの女性や脳死状態の少年など次々と「命とは何か医療とは何か」を考えさせられるフェローたち。

そんな中、海ほたるに船が激突する大事故が起こり、フライトドクターたちをこれまでにない試練が迫ります。

コード・ブルー劇場版(映画)のキャスト

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藍沢耕作(演:山下智久) 
翔北救命救急センターからトロント大学へ旅立ちますが、日本に帰るために乗った飛行機で乱気流の事故に居合わせたため、一早く患者の処置をしました。

白石恵(演:新垣結衣)
翔北救命救急センターのフライトドクター。真面目な性格で患者にも新人フェローたちにも誠意を持って向き合っています。リーダーの自覚を持ち、一生懸命仕事に打ち込んでいます。

緋山美帆子(演:戸田恵梨香)
周産期医療センターからフライトドクターに戻ってかきた産婦人科医。彼氏の緒方に言い過ぎてしまう自分に悩んでいます。名取のことを非常に気にかけています。

藤川一男(演:浅利陽介)
整形外科医のフライトドクターでおちゃらけもののムードメーカーです。お笑い役に徹する事が多いです。冴島の夫であり、彼女の良き理解者です。

冴島はるか(演:比嘉愛未)
ドクターヘリのフライトナースです。的確な仕事に迅速な判断、知識も豊富な完璧なナースです。しかし、自分を責めてしまうこともあり、夫である藤川に支えてもらっている事は多いです。

名取颯馬(演:有岡大貴)
翔北救命救急センターのフライトドクターで、緋山に指導を受けています。緋山が周産期医療センターに戻れないのは自分のせいと考えており悩んでいます。

灰谷俊平(演:成田凌)
翔北救命救急センターのフライトドクターです。1度PTSDのためヘリを降りましたが、再度フライトドクターとして活躍しています。中国語が話せます。

横峯あかり(演:新木優子)
翔北救命救急センターのフライトドクターです。明るく元気な性格で周囲を和ませます。医師としては白石についており、共に行動する事が多いです。

雪村双葉(演:馬場ふみか)
翔北救命救急センターのフライトナースです。自分のことはあまり語らず、無口です。家族のことで長年苦しんでおり、人と人とのふれあいのようなものを拒絶してしまう事があります。

橘啓輔(演:椎名桔平)
翔北救命救急センターの長で、新旧フェローたちを温かい目で見守ります。息子である優輔は移植が成功して橘も笑顔が増えました。

各出演者の詳細や、ゲストについての情報はこちらの記事↓をご覧ください。

 

以下、ネタバレから結末でご紹介していきますので、「ネタバレを見ずに直接動画を見たい!」という方は、こちらの記事をごご覧ください。

コード・ブルー劇場版(映画)のネタバレ

藍沢がトロント大学に向かった後、翔北救命救急センターは慌ただしい日常を送っていました。

ドクターヘリの見学会のイベントで子供たちに馬鹿にされる藤川を見て、緋山は呆れています。

緋山は、緒方に酷いことを言って喧嘩になり、白石の家にまた転がり込んでいました。

 

白石は、同じドクターヘリのイベントで災害医療について講演会をしており、横峯、灰谷、名取も公演を聞いていました。

そこに、ドクターヘリの救助要請が入ります。

白石は、橘から行ってくるように言われ、乱気流で多数の負傷者が出ている飛行機の救助に向かいます。

現場に到着すると、負傷者の手にトリアージが書かれていました。

白石が不思議に思っていると、そこにトロントから戻ってきた藍沢の姿がありました。

 

白石たちは、現場で頭を打って倒れている女性(演:山谷花純)の救助します。

事故による怪我は酷くはありませんでしたが、女性は末期のスキルス胃がんでした。

この富澤未知と言う女性は、婚約者に逃げられて自暴自棄になっていました。

白石たちは富澤にどうしてあげたら良いか分かりません。

 

そんな時に逃げたはずの婚約者・岩田彰生(演:新田真剣佑)が再び現れます。

富澤は、婚約者であった彰生に怒りのあまり、そこら辺にあった医療器具で切りつけてしまい怪我をさせてしまいます。

彰生は逃げてしまったことを後悔しており、最後まで彼女と一緒にいたいと思い戻ってきたのでした。

 

救助センターに、雪村の母親・沙代(演:かたせ梨乃)が頭に包丁が刺さった状態で運ばれて来ました。

アルコール中毒の沙代は、雪村を見て大声で叫び暴れ回ります。

一命は取り留めますが、その後も病院内で飲酒をしたりと雪村に迷惑をかけます。

 

富澤は、その後も吐血を繰り返します。

徐々に弱っていく富澤のために、冴島と藤川は自分たちの結婚式をするはずだった式場を譲ります。

喜ぶ富澤と彰生でしたが、式の最中に再び富澤は吐血をし病院に戻ってきてしまいます。

朦朧とする意識の中で指輪した富澤は冴島に「あなたもちゃんと式をあげてね」と伝えるのでした。

 

富澤の処置の最中にドクターヘリの救助要請が入ります。

海ほたるに船が衝突したという内容でした。

白石たちが急いで駆けつけると、現場は負傷者だらけでした。

 

船内部の駐車場の車内に、身体に鉄パイプが刺さって意識不明の男性がいました。

傍には男性の息子・杉原剛志(演:平埜生成)が立ち尽くしていますが、動揺している様子もありません。

雪村が杉原に声をかけると、「1人で惨めに死ね。」と言った直後に父親が事故にあったので、後味が悪いと言うのでした。

そして杉原は、幼少期に父親からひどい扱いを受け、自ら児童相談所に行ったことを藍沢たちに打ち明けるのでした。

藍沢はそんな杉原に「よく逃げたな」と言います。

「子どもは親を選べない、11歳でよく逃げることを決めた。」と褒めます。

杉原は父親に死んでほしかったわけじゃないと言います。

今の自分の人生を父親に見せたい、父親に負けなかったことを見せたいから、父親を助けて欲しいと藍沢に懇願します。

 

藍沢たちは父親の身体を切り開いて鉄パイプを抜き、ドクターヘリで搬送することに成功しました。

救助中の名取は、指示を出す緋山に「自分でできる」と声を荒げました。

そして緋山に、「自分の進む道は見つけたから、緋山は周産期医療センターに行って欲しい。」と言います。

 

横峯は中国人負傷者に捕まり連れて行かれますが、中国語が分からず混乱していました。

そこに灰谷が来て、流暢な中国語で対応します。

そして中国人負傷者から、海に浮いている少年(演:小林喜日)がいることを知らされます。

急いで救助しますが少年は脳死状態で、やって来た両親は泣き崩れます。

灰谷は、臓器提供カードに丸がついていることを両親に伝えますが、14歳の少年に自己決定権がないことを伝えます。

 

白石たちは負傷者を次々処置しますが、船内部に入った際に藍沢が雪村を庇い感電し、高所より転落してします。

意識不明となり救命救急センターに運ばれていく藍沢を、フェローたちは不安そうに見つめていました。

白石は、呼吸状態も悪く出血多量の危険な状態さらに目が覚めない藍沢に、懸命の処置をします。

 

灰谷は臓器提供をすることに決めた少年の両親にどう声をかけていいかわからず、橘に相談します。

橘は何もしなくて良いと言いますが、灰谷は困っていました。

臓器提供の日に、橘は優輔を連れて、少年の両親を訪れて優輔も移植を受けたことを話して胸の音を聞かせてあげます。

病院の廊下で灰谷は再度「自分には何が出来たか」を橘に聞きますが、橘も分からないと言います。

 

雪村は藍沢に家族が居ないことを知り、アルコール依存症の沙代と向き合う決心をします。

沙代も心の奥で自分は悪い母親だと思っており、雪村に謝り自らアルコール依存症治療の施設へ行くことを決めました。

コード・ブルー劇場版(映画)のラスト結末

藍沢の隣で仕事をする白石は、藍沢が少し動いた気がして顔をじっと見ると、藍沢がゆっくり目を開けました。

藍沢は、意識不明から脱したのでした。

 

事故から3週間たちました。

藤川と冴島は橘から「病院の中庭で胸が痛いと苦しんでいる女性がいる。」と言われ、中庭に向かいます。

衣装を持った白石、緋山、藍沢に迎えられ、「これから結婚式をする」と言われます。

 

病院の中庭で行われた結婚式には、藤川と冴島が式場を譲った彰生も来ていました。彰生の指には2つの指輪がしてありました。

みんなから祝われ幸せそうな2人に、橘から一枚の葉書が渡されます。

そこには恩師である田所(演:児玉清)からのメッセージが書いており、今は島で1人の医師をしているということでした。

結婚式も終わり、飲み会終わりに翔北救命救急センターに歩いて帰った白石、緋山、藍沢の元に、夜勤終わりの藤川と冴島が偶然合流しました。

 

藍沢は、この後トロントに向かう予定です。

ドクターヘリを見ながら、藍沢は「お前たちは家族みたいなものだ。」とフェローたちに感謝の気持ちを伝えます。

そして、藤川の提案で写真撮影をするのでした。

緋山は周産期医療センターで、藍沢はトロントで白石は翔北救命救急センターで働く中、それぞれに送られた田所からの葉書がフェローたちを励ましていました。

道は違っても思いは同じ。

田所の葉書やフェローたちで撮った写真をデスクに飾り、フライトドクターであったことを誇らしく話す藍沢の顔で、ラストシーンとなりました。

コード・ブルー劇場版(映画)の感想

見えないものを相手にする。

白石が言ったこの言葉が、コード・ブルー劇場版の全てだったと思います。

スキルス性胃がんの女性や脳死の少年の家族、親子の確執など患者が助かって、ハッピーエンドで終わる医療ドラマとは違う見どころがありました。

彰生が富澤の思いを背負って生き続けるように、脳死の少年の両親が息子の死をこれから受け入れ理解していくように、雪村が母親と向き合う覚悟をしたように、劇場版コード・ブルーは物語が終わってからもそれぞれの人生の続きを想像してしまうような映画でした。

どれだけ強く願っても、現実は残酷で思いが伝わらないことがあります。

それでも生きていく人々の姿をリアルすぎるくらい描いており、それぞれの選択に涙が溢れてきました。

 

人は変わります。

藍沢が言った「俺たちは出逢って10年が経った。」

10年前の白石たちフェローは現在の白石たちフェローとは大きく変わっています。

良くなったり悪くなったりしながら、海の波が行ったり来たりするように、少しずつゆっくりと今の姿になっていったと思います。

10年前のフェローたちが今の新人フライトドクターたちに被り、しみじみとした気持ちになってしまいました。

新人フライトドクターたちも迷いながら喜び、時には悲しみ立ち止まることもあるかもしれませんが、きっと仲間たちがそばに居てくれて支え合えることでしょう。

 

「俺たちは酷い現場に何度も遭遇し、その度に乗り越えてきた。」

私たちの人生も藍沢たちと同じです。

これからも走らなければいけない、そして乗り越えていかなければいけません。

前に進むためには遠回りしても次の景色を見たいと思えるような人生を生きていきたいと、そう思いました。

 

コード・ブルー劇場版の名言に関しては、↓の記事もどうぞ。

 

まとめ

コード・ブルー劇場版は、見ている私たちの生き方や人生に問いかける深いテーマを題材にしていました。

シーズン3から元気に活躍する新旧フェローたちの姿も見ることが出来て、嬉しくなってしまいました。

コード・ブルーが私たちに伝えたかったのは、迷いながら間違えながら、生きることは恥ずかしいことでも惨めなことでもないということです。

白石たちが傷つきボロボロになりながら、前に進んできたように灰谷、名取、横峯、雪村もきっと自分なりのやり方で答えを見つけて前に進んでくれることでしょう。

 

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