コード・ブルーの映画(劇場版)の名言まとめ!藍沢、白石、緋山からその他の人物まで!

コード・ブルー劇場版でも、数々の素晴らしい名言が生まれました。

この記事では藍沢、白石、緋山の名言を中心に紹介していきます。

日々救命の現場で命に向き合う藍沢たちの言葉には、とても心を動かされますよね。

心に残る名セリフをいくつか紹介していきます。

 

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コード・ブルーの映画(劇場版)の藍沢の名言集!

「よく逃げた。 11歳だ。家を出れば自分以外に頼れる人間がいなくなることは想像できたはずだ。不安もあっただろう。 子供は親を選べない。ダメな親だった場合、子供に出来ることは一つしかない。 そこから逃げることだ。 君は勇敢だったと思う。 全力を尽くす。君が本当に伝えたかったことをちゃんと伝えられるように。」

海ほたるの事故で、胸部に鉄パイプが貫通して意識不明の男性の息子に、藍沢がかけた言葉です。

男性の息子は、幼少期より父親と折り合いが合わず、自ら児童相談所に駆け込むなど、悲惨な暮らしをしていました。

咄嗟に「一人で惨めに死ね。」と言ってしまったところ、今回の事故が起こりました。

 

藍沢は、男性の息子を褒めました。「小さい頃の大きな決断に勇気があった。」と。

褒められた息子は驚きますが、本当は死んでくれと言いたかったわけではない、と本心を話しました。

藍沢のこの言葉は、息子と父親との氷のように冷たくなった関係を溶かしました。

本心では父親に負けなかったことを伝え、自分の今を見てほしかった男性の心を開いた藍沢の名セリフです。

 

「藤川、いつかお前はどうして俺みたいになれないのかと俺に聞いた。覚えてるか? 今は、俺の方がお前みたいになりたいと思う。少しだけ。」

藍沢が藤川たちと出会った当初は、無愛想で藤川のことは全く気にもしないような存在でした。

それがこの10年間で、藍沢から「藤川みたいになりたい。」というほどになりました。

一匹狼だった藍沢にとって、藤川は苦しみも喜びも分かち合える大切な仲間となっていたことがはっきり分かる言葉でした。

 

藤川も、初めから憧れ自分と比べ悔しい思いを何度もした藍沢から、このような言葉を言われ、きっと嬉しかったに違いありません。

初めから優秀だった藍沢ですが、当初はどこか冷酷な印象がありました。

しかし藤川から人としてたくさんの大切なことを教えてもらっていて、藍沢はそのことを大切に思っていたということが分かるセリフでした。

 

「俺たちは出逢って10年が経った。10年前から俺たちは1日のほとんどを一緒にこの病院で過ごした。俺にとってお前たちは家族だ。」

コード・ブルー劇場版のラストシーン直前の藍沢のセリフです。

この映画で一番感動的だった言葉ではないでしょうか。

孤高の男だと思われていた、藍沢も本当は寂しかったんですね。

おばあちゃんの介護と仕事に悩みながら、家族の温かさを求めていたんだと感じました。

 

10年かけて少しづつ少しづつ仲間たちと重ねていった日々が、いつのまにか藍沢にとって何よりの宝物となっていたのですね。

普段から多くを語らない藍沢から家族という言葉が出るだけでも驚きなのに、藍沢の口から直接感謝を伝える姿を見ることができるなんて、とても感動しました。

コード・ブルーの映画(劇場版)の白石の名言集!

「藍沢先生、分かる?」

海ほたるの事故で感電し、高所から転落した藍沢はしばらく意識不明でした。

白石や橘の懸命な治療で意識を取り戻した際に、白石が初めて藍沢にかけた言葉です。

藍沢が事故に遭ったことで二次災害を引き起こしてしまった白石は、リーダーとして責任を感じ、また大切な仲間を失うかもしれないという不安や恐怖の中で、懸命に治療を続けていました。

そんな藍沢が意識を取り戻したとき、白石は涙ぐみながら藍沢は話しかけたのでした。

 

白石にとって、黒田の件を思い出させるようなトラウマ級の事故であったと思います。

情報が遅かったので仕方がないとはいえ、白石は絶望の顔をしていました。

しかし、黒田の頃から医師として成長した白石は、自分の力で藍沢を救いました。

藍沢が目を覚ました時の白石の安堵の顔に、私たちもホッと胸をなでおろしてしまいました。

 

「冴島さん結婚して少し寂しいな、私たちずっと変わらないと思っていたけど、緋山先生ともなかなか会えなくなるでしょう。」

今まで必死で働いてきた白石だからこそ、仲間の変化に敏感に反応してしまったのでしょうか?

本当に大切な仲間の一人であるからこそ、変わっていく姿に喜びもあり、不安も感じてしまったのではないかと思います。

緋山はあっけらかんとしていましたが、離れてしまうことは白石にとってはやっぱり寂しかったのでしょうね。

いつも先頭を走るリーダーである白石が、弱さを見せた瞬間でした。

本音を話せる緋山にだからこそ、言えた言葉ですね。

 

「見えない心というものを相手に 私たちに出来ることはあるのか 伝えるしかないんだと思う 想いを言葉にしてでもきっと想いの半分も伝わらない言葉という道具は曖昧で、その上使いこなすのが難しいから」

ラストシーンでの白石の言葉です。

長く医療の現場にいると、言葉の力は大きく、また言葉は何の力にもなりません。

白石たちは、たくさんの患者に同僚たち後輩たちに想いをたくさん伝えてきました。

伝えても伝えても空ぶってしまうことの方が多く、別の意味で伝わってしまうこともある。

それでも、言葉という道具を使うことしかできない私たちに、白石なりの考えが心に突き刺さりました。

 

観察力があり、人の気持ちに寄り添ってしまう白石だからこそ、このような言葉が出てきたのだと思います。

白石は、本当にコード・ブルー3rdシーズンから一番成長した人物だと思います。

コード・ブルーの映画(劇場版)の緋山の名言集!

「あなたに残された時間は少ない。 でも、今をどう生きるかは選ぶことが出来ます。」

末期の胃がんの患者富沢に対して、緋山が語り掛けた言葉です。

物の言いが乱暴で大胆な緋山ですが、患者に自分の気持ちを伝えたいときにはとても穏やかに上手に話しをします。

そしてその言葉は、いつも患者の心にスーッと浸透していき、患者の心を癒すことが出来ます。

命が尽きるかもしれない恐怖の中、自暴自棄になってしまった富澤に優しくも厳しい生きることについて核心に迫った言葉だったと思います。

 

大事故に遭ったり、訴訟を起こされたり苦しい思いをたくさんしながら、医師となった緋山だからこそ言えた言葉だと思います。

 

「この前はごめんなさい。私はいつも言い過ぎる。考えるよりに先に身体が動いてしまう。」

強気で強情な事を自覚している緋山が、緒方の障害について文句を言ってしまった時のことを謝った際のセリフです。

緋山は、こんな強気な自分を変えたいと思いながらも、なかなか思い通りにいきません。

これは本当に女性にとってはあるあるで、共感の嵐だと思います。

腹が立つとどうしてもきつい態度が出てきてしまい、後から後悔する。

 

緋山は、「そんな自分は悩みの種で緒方をいつか深く傷つけてしまうのでは。」、と恐れています。

しかし、その部分は医師としては大いに役に立っています。

仕事とプライベートの両立は本当に難しい。そう感じさせる緋山の言葉でした。

 

「あんたは私の親友だから。」

コード・ブルーのフェローの中でも一番と言っていいくらい現実主義で、夢を見ない緋山からこんな言葉出てきて驚きました。

今までこんな仲良しな言葉を発したことがなかっただけあり、驚きました。

緋山自身も「こんなこと言うのは嘘くさいから普段は言わないけれど…」と前置きをしていったこの言葉には、心からの言葉であるという説得力がありました。

 

白石のことを仲間として心から信頼している緋山が、色々別の言葉を探してみたけど、一番ぴったりな言葉が「親友」だったんですね。

緋山の改まって言うことが大の苦手な、かわいい一面が見えたセリフでした。

コード・ブルーの映画(劇場版)のその他の人物の名言集!

「俺ははるかと生きていく。」 「私もあなたと生きていく。」

冴島と藤川が、病院の中庭で結婚式で言った誓いの言葉です。

冴島には、これまで本当に色々な事がありました。

未来ある彼氏が難病にかかり死んでいく姿を見た過去や、じぶんの子どもを流産してしまったり、藤川の命さえも失いかけたこと、色々な出来事があってのこの誓いの言葉だと思います。

 

冴島と藤川のお互いに寄せる信頼は並大抵のものではなく、お互いを尊重し決して意見を押し付けません。

まさに一緒に歩いていく2人です。

そんな2人の結婚式は、見ている私たちも幸せになれるようです。

たくさんの困難を乗り越えてき2人のこれからの幸せを祈る気持ちになるような言葉でした。

 

「あなたもちゃんとやってね。 結婚式。 みんなの前で誓えるって悪くない。 想いは伝えて。」

藤川と冴島に結婚式の式場を代わってもらったものの、式の途中に吐血し戻ってきた富澤が、冴島の指を掴んで伝えた言葉です。

命の灯が消えそうな人に医療者は何ができるのか、考えさせられました。

結果として富澤は幸せだったと思ったようですが、冴島たちの行いは医療者としてなかなか出来ることではないと思います。

 

ともあれ、富澤は、前向きに未来を示してくれた冴島たちのおかげで、悪くなる自分の病状を死にゆくだけと捉えずに、「生きていて良かった。」と感じたと思います。

冴島に、花嫁の先輩としてどうしても伝えたかったのでしょう。

富澤の切ないセリフは、説得力のある名言だと思います。

 

「俺が親父には1人で惨めに死んで欲しいと伝えたかったわけじゃない。俺は親父自分の人生を見せたかった。親父には負けなかったと言いたかった。」

海ほたるの事故で、鉄パイプが体に刺さった男性の息子が言ったセリフです。

親子には幼少期から大きな溝がありました。

男性は父親に酷い扱いを受け、逃げたと言います。

しかし、死んでほしかったわけではなく今の自分を見せたかったのだと言います。

 

言葉は時には刃物となり、言った本人をも傷つけます。

決してそんなつもりはなくとも現実は残酷です。

この言葉が、お互いの最後の言葉になってしまう可能性もあります。

藍沢は、男性も男性の息子の心も助けるために、懸命な処置で男性を救います。

男性の息子は、これから自分自身で切り開いた人生を父親に見せて、親子の氷が解けていくことだと思います。

まとめ

コード・ブルー劇場版でもたくさんの名言が生まれました。

主要キャストはもちろん毎日過酷な現場で命と向き合うフェローたちからはぐっと心に染みるような言葉が、主要メンバー以外からも非常に素晴らしい人生観を変えるようなセリフがありましたね。

フェローたちの様々な感情はたくさんの素晴らしいセリフで作られています。

あなたの心に残ったセリフは何でしたか?

 

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