スターウォーズ作品において、選ばれし者がもつ力、フォースはとても重要な力です。これを最後のジェダイのララスト場面で、ある少年が手元にほうきを引き寄せたことで話題を集めました。
今回は、この「ほうきの少年」についてまとめていきたいと思います。
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最後のジェダイのラストのほうきの少年について
この少年は、ラスト場面で、ルーク・スカイウォーカーの人形で遊び、フォースでほうきを手元によせ、星空を見上げています。
なんでも、カジノの都市カント・バイトの影で孤独な生活を送っていたのですが、どこか他の星でより良い暮らしを送ることを夢見ており、テミリ達宿舎の子どもたちは少しでも休める時間には想像遊びをして楽しんでいたのだとか。
遠くの惑星から来た旅行者からきいた冒険物語を人形で再現することもしばしば見受けられ、オニホが語るジェダイ・マスターの物語をきいていたそうです。
その後、トンダーに叱られて仕事に戻った際に、フォースのような力を用いてほうきを手元にたぐり寄せていたことから「ほうきの少年」と呼ばれます。
この映画公開後のスターウォーズシリーズの書籍で少年の名前がテミリ・ブラッグであったことが判明します。
この少年を演じていた少年の名前が、テルミラン・ブラヴであり、ほうき少年の名前と似ていることから演者の名前からとったものだとも言われています。
演じていた本人も後から知ったようで、「自分の名前がキャラクターの名前に使われるなんで最高」と喜んでいるとか。
ほうきの少年は他のシーンにも出演?
ほうきの少年ことテミリは、惑星カントニカのカジノ都市カント・バイトでカジノに大負けした保護者に置き去りにされた子どもの一人です。
同じ境遇の子どもたちとレース場でつかわれるファジアーという動物の飼育係でした。
フィンとローズがコード破りを探していた際に、カント・バイト警察に追われ、カント・バイトの厩舎に逃れ、助けをもとめられます。
ローズがレジスタンスの指輪を見せながら「私たちはレジスタンスよ。」と名乗ったことでテミリは、ローズを信じてファジアーを解き放ち、逃亡を助ける重要な役割を果たしました。
その際に、指輪をもらったのか、最後には、ルークの物語を真剣に聴き入っているときもローズの指輪をしていました。
ラストシーンの意味や少年の指輪について考察!
ラストのシーンで、少年テミリは、手をかざし、ほうきを引き寄せました。物体を引き寄せるのは、フォースの力の一つでもあります。つまり、少年テミリは、フォース感応者なのでしょうか。
本来、フォースとはジェダイの血筋に生まれた選ばれし者たちの間の親子関係をめぐる銀河をかけたライトサイドとダークサイドとの戦いに象徴される力であり、同時に、すべてのものがもつエネルギーを引き出したものです。
書籍で名前をつけられた、ということは、この映画を演じている間、一個人であるテミリには名前なき少年であったのだと推測されます。
また、この少年の出演シーンをみて、幼少期のアナキンを思い出した方もいるのではないでしょうか。
続3部作は、スカイウォーカー家をめぐる親子の話でもありましたが、もともとアナキン・スカイウォーカーも奴隷の少年でありました。加えて、新キャラクターのレイも両親のいない孤児であり、フィンもまた以前は名もなきストームルーパーでした。
そして、フィンもレイもライトセイバーを用いてダークサイドと戦います。
つまり、血縁に関係なくフォースの感応能力をもち、未来への希望をもったという意味合いもあるのかもしれませんね。
また、テミリがローズからレジスタンスの指輪をもらったことやほうきの持ち方がライトセイバーを思い起こさせるものであったため、「最後のジェダイ」こそテミリなのではという意味合いもあるのではないかと思います。
つまり、血縁に関係のないフォースの感応能力の解釈を拡大させ、レジスタンスの活動によって生まれた希望が、新生代のジェダイを産むという描写でもあったのではないかとも考えられます。
そして、それを星空を映し出すことで、テミリ個人としてだけでなく、はてしなく広い銀河の中で、フォースの感応力をもつ名もなき者たちが生まれるという意味があるのではないかと思います。
そして最後のジェダイでレイは「お前はただのゴミ漁りの娘だ」と告げられ、奴隷の少年はフォースでホウキを引き寄せる。新たな物語の中心にいるレイすら特別ではないという描写へと繋がっていた。そしてそもそもアナキンやルークもそうだっただろ?と語る。
— きしっぺ (@PizzaThxa1138) March 5, 2020
スターウォーズ『フォースの覚醒』『最後のジェダイ』『ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー』と新三部作のカウントダウンが遂に現実味を帯びた今
瞳の中に冷静な光がアナキンの少年時代と重なった未来を担うであろうあの少年の姿に何故か想いを馳せてしまいます。そう全ては『HOPE』 pic.twitter.com/ZpeKHxqyzp— megantokyo (@megan_tokyo) May 23, 2019
まとめ
いかがでしたでしょうか。
誰かの勇敢な戦いが、子どもの希望になり、力になるという描写は、ディズニーだからこそ、幻想的かつ現実的なラストとして説得力があるのではないかと思います。
もし、このほうき少年テミリがジェダイの力をもっているのであれば、もしからしたら今後のスターウォーズ作品でも活躍をしていくのかもしれませんね。
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