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エヴァンゲリオンQは意味不明でつまらない?面白くないと酷評の理由は?面白いとの評判も!

2020 11/26
エヴァンゲリオンQは意味不明でつまらない?面白くないと酷評の理由は?面白いとの評判も!

ヱヴァンゲリヲン新劇場版は、「序」「破」の続編として3作目の「Q」が2012年に公開されました。

雅楽でいう「序破急」の「急」にあたる部分ですが、「Q」としているのは、意味ありげです。

副題に「EVANGELION:3.0 YOU CAN(NOT)REDO」とあるとおり、やりなおしができるのか、できないのか、ということが、テーマにあるようです。

「序」、「破」と多くのファンを魅了してきた新劇場版ですが、この3作目の「Q」は様々な批評があります。

この「Q」について、意味不明だ、とか、つまらない、面白くない、という酷評が多いのですが、なかには面白いという評判もあります。

これは、エヴァンゲリオン新劇場版が見る人の自由な感性にまかせていろいろな解釈ができるような作りをしているからだと思いますが、どのような批評があるのか見ていきたいと思います。

エヴァンゲリオン新劇場版:Qが意味不明?

エヴァンゲリオンQは意味不明でつまらない?面白くないと酷評の理由は?面白いとの評判も!2

エヴァンゲリオン新劇場版:Qが意味不明という意見が多いのは事実です。

「序」と「破」までの新劇場版は、意外とわかりやすいストーリーだったと思います。

それは、NERV VS 使徒たち、というわかりやすい構図があったからだと思います。

 

地球や人類を守る「NERV」と地球や人類を壊滅させようとしている「使徒」。

ストーリーを見ていけばその関係性はそんなに単純ではないことはわかってくるのですが、いきなり「序」でそういう複雑な関係性は出てこない。伏線は張られているのですが、少しだけなのです。

だから、わかりやすいストーリーと誤解して正義のエヴァンゲリヲンvs悪の使徒と見ている人にとっては、それらの伏線は「おや?」とは思うものの、スルーされがちなのです。

劇場の映画をそう何度も何度も見る人はいないでしょう。しかし、エヴァンゲリオン新劇場版は2回、3回と見ることによって、新たな発見や伏線が見えてきて、理解が深まるスルメのような映画なのです。

人は大体、ましてや単純な娯楽として見に行く映画であればなおさら、「理解できる」「楽しい」ストーリーを期待していきますし、そうとらえがちです。それも1~2時間の尺におさめるのだから、壮大なストーリーをわかりやすく描くのは難しい

「序」と「破」までは、単純に楽に見て、理解できるストーリーに収めつつ、伏線を張っていたいました。娯楽なので疲れたくないので、複雑な背景をあまり考えようとせずに見た人は、「Q」になって、「?」となるのです。

まさに「Question」なのです。

だから、ほとんどの、単純でわかりやすい娯楽ストーリーを「Q」に求めていた多くの観客は「意味不明だ」「つまらない」、となるのです。私も最初はそうでした。

エヴァンゲリオン新劇場版:Qが面白くないと酷評の理由は?

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観客の側の求めているものと違ったので「意味不明」「面白くない」という評価があると述べましたが、なにも観客だけの問題でそうなっているわけではないのです。

たしかに、「序」と「破」では、勧善懲悪的なわかりやすいストーリー、精細なメカニック、高精細な映像、理解できる範囲のどんでん返し(たとえば「破」における使徒のEVAへの浸食といった発想など)で観客を魅了してきました。

しかし、「Q」では、善と悪、男と女、といったわかりやすい構図が理解の範囲を超えだしてきたのです。

それは、NERVと使徒との関係性やシンジとその周辺の人物との関係性に自然な連続性を感じられないストーリーになっているのです。

そもそも、エヴァンゲリオン新劇場版は破壊と再生がテーマにある話なのですが、「序」と「破」まではそのあたりがメインには出てきていません。

 

本当は、なぜ「Q」の冒頭のような世界にいきなり「破」から飛んでしまったのかの解説に尺を割くべきなのですが、映画という限られた尺ということ、解説が映画そのものをつまらないものにしてしまうということ、を考慮した結果なのだと思います。もちろん、製作費などの関係もあるかもしれません。

そして、もう一つの大きな原因は、話の中心がシンジとカヲルのやり取りや内面の世界に入ってきていることにあるのです。

「破」まではシンジとレイやアスカ、ミサトといった男女関係というわかりやすい構図がはしばしに見られたが、「Q」からはシンジとカヲルという少年同士の心の機微。オーバーな表現をすると同性愛的な雰囲気になっているのです。そこもまた、違和感を喚起したり、面白みを減じる要素になっているのです。

登場人物の「Q」からの心の変化を理解するには、説明が少なすぎる面もあるのです。

twitterでもこのように酷評されているのも確かです。

ヱヴァンゲリヲン劇場版:Qが面白いという評判

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「破」まで伏線的に登場していたカヲルの存在が明らかになり、この破壊と再生の世界の謎が解けてくるというところが一番の面白さだと思います。

WILLEという新たな組織が冒頭から突然出てくるシーンもスターウォーズや宇宙戦艦ヤマトのような大スペクタル感もあってテンションが上がります

ZEELEのシナリオやNERVの人類補完計画の内容も徐々にわかってくることも面白さのひとつです。

とはいえ、13使徒を倒した(自滅)したことと引き換えに、フォースインパクトを止めることとしたのはカヲルの意志なのか、ZEELEのシナリオどおりなのか、そのどちらともなのかもやもやした部分も残りました。

 

そもそも、ゲンドウが使徒を13体壊滅させることが人類補完計画の条件と言っていたこともあるので、やはり、カヲルらははめられていたのでしょう。

となると、フォースインパクトよりも使徒壊滅を優先することを取っており、ファイナルインパクトは、「シン」に持ち越されたかたちなのでしょう。

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また、予告編でエヴァンゲリヲン8号機+2号機というトリッキーなエヴァンゲリヲンの出現も期待感を残しています。

そして、最後のレイ、アスカ、シンジの3人が歩き出すシーンもやはり、最後はこの3人がカギになることを暗喩していてわくわくします。

もちろん、「シン」においてもカヲルが復活するような気がするのですが、そのかかわりも気になります。カヲルは第1使徒から13使徒におとされたことを言っていたので、もともとはアダムスであったのだと思われます。では、次はどのような登場をするのでしょうか?

こういった謎を残していた「Q」は、観るものに様々な想像を掻き立てる面白さがあるのです。

まとめ

サードインパクトの引き金となった初号機とシンジ、そして、フォースインパクトの引き金になりそうであったカヲル。

〇〇インパクトを起こすごとに人類は破壊と再生を繰り返していると考えられ、最後のインパクトがおそらく人類補完計画の完了なのでしょうか。

そして、その条件は13体の使徒を破壊すること。

「Q」で「破」までの伏線がようやくつながってきた感じのストーリーとなっています。「破」からのストーリーの大きな変化に理解が追い付けず、面白くない、という酷評もかなりあります。

しかし、新劇場版は4部作であり、「破」までが布石と考えると、この「Q」でのストーリー転換はどうしても必要だったと思います。このわかりにくい背景を理解するには数回、作品を見直す必要はあります。

人類補完計画の謎やZEELEのシナリオを理解するためには、様々な想像力を掻き立てなけれなならないのです。

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