2009年に公開された新劇場版【ヱヴァンゲリヲン破】は、概ねアニメ版と同じストーリーが展開された【序】とは違いが多過ぎてビックリした人も多いのではないでしょうか?
私もその一人で、「新キャラのマリがどう絡むのかな?」くらいのノリで観に行ったら衝撃で終わってからも席を立てなかったくらいです。
この記事ではアニメ版と【ヱヴァンゲリヲン破】の大きな違いをまとめてみました。
アニメ版とはまったく違った世界が動き出す【破】の重要ポイントを押さえておきましょう!
目次(各項目をタップすると、その項目に飛びます。)
【ヱヴァンゲリヲン破】は使徒の大幅変更で物語が大きく動き出す!
【ヱヴァンゲリヲン破】では使徒がアニメ版とは大きく変わりました。
使徒の順番が変わっているのは【序】からですが、新しい使徒も出てきたり、最強のあの使徒が大暴れなどでとっても面白くなっています。
新劇場版オリジナルの使徒が登場
新劇場版では2体の新しい使徒が登場しています。
1体目は第3使徒として登場して、冒頭のマリの登場シーンですぐに倒されてしまいます。
第3の使徒をデザインしたのが「なるたる」「ぼくらの」の鬼頭莫宏さんだと知ったのは割と最近。
言わてみればまんまそうやな#金曜ロードショー#エヴァ破 pic.twitter.com/XZ6keLlrcS— ケイ (@kei_subcul) January 22, 2021
そして2体目は第7の使徒として登場しますが、こちらもアスカのド派手なデビューによりあっさりと殲滅されてしまいました。
こうやって整理するとどちらの使徒も、【破】から参戦した2人のパイロットの実力を証明するためだけに登場したように見えますね!
でもわざわざ新しい使徒を出したのだからアニメ版とは違う意図がある気もしなくもないですし、難しいところです。
第7使徒のデザインはまじでイケてる
なお実力 pic.twitter.com/pgq11DdKbU— D.E.C.O. (@DECO2akaSEA) January 19, 2021
エヴァ3号機のパイロットが変更
使徒の変更ではありませんが、アニメ版とは新劇場版の大きな分岐点としてエヴァ3号機のパイロット変更があります。
3号機と言えば、第9使徒バルディエルに乗っ取られてしまい、エヴァ対エヴァという構図を作ってしまったアレです。
3号機は黒が基調で私はビジュアル的には好きなのですが、その後の展開を考えると観ていられないシーンの1つですね。
アスカの乗った3号機が暴走するシーンはよく見ると人の顔が見えます…#エヴァ破 #金曜ロードショー pic.twitter.com/HzgXVU6EGL
— シンジ❇️【E.F.S.F🌎】@エヴァ待機中 (@RadaoG_Shinji) January 22, 2021
アニメ版のパイロットは碇シンジの同級生である鈴原トウジですが、【破】では条約のせいで2号機を凍結されていたアスカが乗り込み、どちらもダミープラグに切り替わったエヴァ初号機によって無慈悲な攻撃を受けることになります。
ちなみ最初に3号機と戦うことになった際に、シンジはアニメ版ではパイロットが誰かは知らずに戦うのを拒否したのに対して、【破】ではアスカが乗っているのはわかって戦いたくなかったというのも変更点ですね。
ちなみにバルディエルはアニメ版では第13使徒なので、かなり繰り上がっての登場です。
最強の使徒「ゼルエル」が早くも登場
どの使徒が最強かは人それぞれ意見があるでしょうが、バトルの派手さと2号機を大破した実力からNo1使徒との呼び声高いゼルエルが、【破】では第10使徒として登場します。
その実力は相変わらず圧倒的でラスボス感もあって、確かに映画的にも映える使徒ですよね。
まさに最強中の最強使徒ゼルエル#エヴァ#ヱヴァ破#エヴァンゲリオン pic.twitter.com/uHkOfxm0BS
— カイザクローズ@まどか10周年 (@madomamihomu) January 22, 2021
【破】ではゼルエルの役割も少し変わっていて、アニメ版では暴走した初号機に捕食されるという最期を迎えています。
その結果初号機はS2機関を獲得して他のエヴァとは違う存在になるので重要な役割なのですが、【破】ではさらに踏み込んできました。
ゼルエルが逆にレイが乗り込んだ零号機を飲み込んでしまい、レイごと取り込んだ結果、識別信号が使徒ではなくエヴァに変わってしまいます。
レイをゼルエルから救いだそうとしたシンジがサードインパクトを引き起こしてしまうのは皮肉ですね。
【ヱヴァンゲリヲン破】の新キャラクター「真希波マリ」登場!
【破】からは新しいパイロットとして「真希波マリ」(cv坂本真綾)が登場しています。
もうエヴァ関連のコラボやプロモーショングッズには当たり前のように登場していて認知度も高いので、逆にアニメ版を知らない人からすると登場していないことの方が驚きかもしれませんね。
眼鏡っ子でスタイル抜群(Eカップかな?)、ちょっと色気がありながら飄々とした性格の持ち主で男性ファンも多いです。
長い間議論されてきた、レイ派VSアスカ派の争いに割って入る実力は十分ですね。
鶴巻和哉監督によると、庵野総監督は「マリを登場させることによって、エヴァの世界を破壊する」というテーマを掲げていたそうですが、具体的なマリのキャラクターについては延々と議論が続いたそうです😅#エヴァ #ヱヴァ破 #エヴァンゲリオン #3週連続エヴァンゲリオン #金曜ロードショー pic.twitter.com/jsCeUfbYMz
— アンク@金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) January 22, 2021
マリはかなり謎の多い人物で、目的もなんとも読めないところがあります。
運命を仕組まれているような悲壮感はなく、楽しそうにエヴァに乗っていますがアスカほどプライドも高くないようにも見えます。
誰も知らなかった2号機の裏コードを知っていたり、ネルフのトップである碇ゲンドウのことを本人の前ではないとはいえ「ゲンドウ君」と呼ぶなど、何か大きな秘密を持っていそうですよね。
やたらと懐メロを口ずさむ面などもあり、どうやら他のパイロットよりも年上な可能性がありそうです。
エヴァの呪縛でパイロットは年齢が変わらないという設定が新劇場版にはありますが、マリは過去にもエヴァかそれに近い何かに乗り込んでいたということなんでしょうか?
それともまさか何でも知っている渚カヲルのように、使徒だったなんてオチがあるのでしょうか?
【ヱヴァンゲリヲン破】では初号機が覚醒して単独でサードインパクトを引き起こす!
【ヱヴァンゲリヲン破】ではエヴァのストーリーで最大の野望とも思われたサードインパクトが早くも発生します。
しかも初号機が単独で引き起こしているところもアニメ版とも大きな違いです。
アニメ版(実質完結編の旧劇場版)では、半ば操られた状態の中でエヴァ量産機との組み合わせでサードインパクトを起こしていますが、【破】では活動限界を迎えた初号機がシンジのレイを助けたいという強い意志に導かれて「覚醒」し究極のパワーを発揮しました。
同じようなケースに「暴走」がありますが、暴走はパイロット関係なしに獣のよう使徒に襲い掛かっているのに対して「覚醒」中の初号機はシンジが操縦して比較的冷静に戦っています。
#エヴァ破#エヴァンゲリオン #金曜ロードショー
綾波だけは、絶対助ける…!!
ここからのシーン大好き…
初号機の覚醒は綾波への愛だよな愛…(´;ω;`) pic.twitter.com/YkKkwcHpkR— おふє( ˘ω˘ )эぐP (@fuguuna_6_2) January 22, 2021
天使の輪のようなものが頭に浮かぶのも新しい描写ですね。
天使の輪は、セカンドインパクトのことが説明された際の神らしきものの頭にも描かれていましたよね。
つまりエヴァは神?ってことになりますし、神を操ってるシンジって何者?って話になってきますね。
「覚醒」という言葉が選ばれているからには、意外な展開のように見えつつもこれが本来のエヴァの姿だってことなのでしょう。
ところでサードインパクトはいよいよ始まったというところで空から飛んできたカシウスの槍によって強制停止させられたように見えたのですが、【Q】ではサードインパクトは行われたことになっています。
あの一瞬で大半の人類が滅んでしまったということなのでしょうかね?
まとめ
【ヱヴァンゲリヲン破】とテレビアニメ版の大きな違いをまとめてみましたが、実際のところここまで違うとアニメ版とは全然違う話として考えた方が良いかもしれませんね。
魅力的な新キャラの登場や、いよいよ深まっていく謎など見どころは満載ですので、何度でも見返したい名作ですよね!
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