正義の天秤の見逃し配信動画を無料で1話から最終回まで全話フル視聴！再放送情報も！

麻依の父がなくなって呼ばれた鷹野が腐りかけたチーム１を再建すると言うので、何という不遜な弁護士かと思われましたが、既存の弁護の仕方を否定し、弁護は治療だという謎の言葉を残したのは、不可解でした。
被告の保坂が死んだ倉橋と１つしかない浮き輪を2人で取り合って、死なせたのは緊急避難に該当する筈で、確かに保坂は、倉橋がライブジャケット着用を断わり、沖にいきたがり、風で転覆したと言うので、本当なら保坂には過失はないです。
しかも、保坂が自分だけが助かったのは醜いと自分を責めたので、芽依が言う通り、保坂は無罪と思われたのに、鷹野は保坂が嘘をついていると芽依に言い、ダメだ、3軍だと言ったのは、不可解でした。

すると、西福寺の小中高の同級生の三村会長が部下の倉橋の為に、鷹野に圧力をかけに来たのは、卑怯ですが、鷹野の臆することのない態度は頼もしいです。
しかしマスコミもSNSも保坂が悪いという評判なので、保坂はピンチです。
ところが、鷹野は保坂の息子の話題で話をそらしたのが怪しいと言い、2年前に息子を亡くしていると言い、事件は単純じゃないと鷹野がワクワクすると言ったので、事件のカギが息子だと推測した鷹野は鋭かったです。

遊覧船の客が撮影した動画を杉村が入手すると、倉橋が勝手に溺れたと杉村が言いますが、鷹野は殺人だと言います。
麻依は、わざわざ被告の不利な証拠を捜すのかと言いますが、鷹野は弁護は治療だと言った意味が不明で、増々混乱してきました。
法廷で鷹野は動画を要求すると、遊覧船からの動画で保坂は社長を沈めていない、自分で沈んでいったと言い、無罪だと言います。
でも、それでいいのかと問うので、何を言い出すのかと思ったら、2年前に保坂の息子が倉橋社長の居酒屋で働き、過労で自殺したと言ったので、漸く、謎が解けました。
息子が亡くなってから保坂がボート免許を取って、自宅から2時間離れたボート店で働いたのは、倉橋が客だったのを知っていたからだと鷹野が突き止めたのは、鋭い洞察力です。

鷹野が、浮き輪の奪い合いではなく、保坂が殺意をもってボートを転覆させたと言うと、保坂が人を奴隷扱いする倉橋を許せなかったと言います。
保坂の息子の死を、バカだ、ただの負け犬だ、生き抜くのは限られた人間だと言ったと言い、一気に倉橋への殺意が湧いたのは、同情できます。

それでも、保坂が訴訟も起こせず、泣き寝入りし、まさに保坂は私刑を下したとわかりました。
保坂が真相を言わなければ無罪だったのに、鷹野が誘導尋問に載せたのは巧みで、鷹野は保坂の心の治療をしたのだと、漸く解釈できました。
弁護士は有罪、無罪にするだけでは被告は救えないと言う父の言葉を麻依は思い出し、父が鷹野を呼んだ理由が理解できました。
つまり、鷹野によって、保坂は後世まで、自分が嘘をついたという罪悪感から救われたようです。

６年前、裁判員をした山内愛理沙がブロクで、その事件の裁判内容を漏らしたため、被疑者だった楠田に殺害されます。

殺すことはもちろん許されませんが、守秘義務があるのにそれを漏らすのはいけませんよね。

ブログの内容も酷かったですし、彼女も非があると思いました。

一方、鷹野は何故そんなブログを書いたのか疑問を持ちました。

そして、ブロクを書いたのは楠田の自作自演だということ突き止めました。

楠田は妹ではなく、愛理沙に目が向くように仕向けたのでした。

愛理沙が自分で事件を調べていくうちに、楠田が犯人ではないという真実を知ってしまったのです。

愛理沙は自分が間違っていたことに責任を感じてしまったのですね。

真実は、楠田は妹を庇って罪を被って服役をしたという事でした。

愛理沙が警察に話すと言ったので、もみ合いになってしまって殺してしまったのです。

もちろん、妹を庇いたい気持ちはよく分かります。

しかし、ブログのことで散々叩かれた愛理沙の名誉や母親の気持ちはどうなるのでしょう？

誹謗中傷を浴びて世間にさらされ、あまりにも理不尽です。

そして、妹も兄に罪を被せたという負い目を一生抱えていくことになります。

楠田のしたことは一見、優しそうに見えますが残酷だと思います。

その事に早く気付いて欲しかったです。

結局、誰も救われなかった切ない事件でしたね。

正直に言えば、愛理沙が死ぬこともなかったのにと残念です。

今回は中江という男が起こした事件で、検察の長谷川の求刑が軽すぎると疑い、被疑者に取引を持ち掛けたのではと鷹野が疑いを持ちました。

その上、彼は雨宮が追っていた冤罪事件の検事でしたから、余計に疑いを持ちますよね。

やはり長谷川と中江に別の事件で面識があった事実が発覚しました。

そして判明した事実は、中江が１６年前の事件を持ち出して取引を持ちかけました。

犯人は実は自分だと嘘をついたのです。

検事を事実ではない嘘を使って揺するなんて恐ろしいです。

判決を下す人間の「自分の判決に１００パーセントの絶対はないかもしれない」というところを衝いてきましたね。

その長谷川の心の揺らぎを衝いて無期懲役を勝ち取ろうとしました。

あまりに狡猾すぎて、唖然としました。

中江の弁護をした杉村もショックだったでしょう。

まんまと騙されて、求刑が軽くなったのは自分のお手柄だと思わされていたのですから。

しかし、次の控訴も弁護として最後まで中江の人生を見届けると言い切った杉村は立派でしたね。

どんな相手を弁護するにしても、弁護士としての職務を全うする姿勢が素晴らしいです。

そして、雨宮の追っていた冤罪事件で長谷川は「木村」という男の名前を出しました。

その直後、長谷川は自殺をしていまいました。

検事の鏡のような人だっただけにショックでしたね。

正義の為に自分の命を差し出したかと思うと胸が痛みます。

鷹野には雨宮と長谷川の為にも、真実を明らかにしてほしいですね。

鷹野は「キムラシゲユキ」の素性にたどり着きました。

静岡で対面しましたね。

キムラは損得勘定で人を殺すと言っています。

感情で動かないのが一番怖いです。

人としてあるべき感情がないという事です。

自分が冷酷な人間だと言っているようなものですよね。

雨宮を殺したかもしれない犯人ですしね。

そしていつも唐突に始まる鷹野のキャッチボールは今回、桐生とでしたね。

桐生には自分の思った通りに動いて欲しいと伝えました。

桐生も西園寺につくことでの出世の道と、自分の正義との間で揺れているのでしょう。

桐生は悩んだ末、鷹野の味方になる決意をしました。

心強い味方が増えましたね。

その後、再びキムラに会って犯人ではないと確信しました。

鷹野は検察の一ノ瀬、に雨宮を襲った真犯人を聞きに行きました。

一ノ瀬の鷹野を見る目が冷たかったですね。

何故、こんなに目の敵にするのかが分かりません。

しかし、一ノ瀬もまた真実を求めていると鷹野に言いました。

一ノ瀬は鷹野に検察に協力するように求めました。

次回、鷹野がどのように動いて真実に近づくのかが気になります。

今回担当した少女誘拐殺人の被告人の南野は、何となく気持ち悪い感じの人ですね。

さすがの鷹野も引いています。

しかし、この案件は重要だと感じました。

そして、南野の以前の名前が「木村英之」と判明しました。

何と１５年前、久美子が追っていた冤罪事件の犯人だったのです。

何と殺した少女に指をかまれたので、傷がバレないように自分で指を切り落としたのです。

もう正気ではないですね。

しかも、久美子が真実に迫ったので、階段から突き落としたのです。

それを聞いた佐伯がキレましたね。

やった理由が「僕をみんながいじめるから。」だと言っています。

私だったら、とても南野を弁護しようとは思えません。

腹が立ちますし、悔しいですよね。

やはり、一ノ瀬は事件の全てを知っていたのですね。

南野を死刑にしたいと言う一ノ瀬に珍しく鷹野が動揺しました。

鷹野は弁護士ですし、そんなことをしたら弁護士でいられなくなります。

もう、どうしていいのか分からなくなりますよね。

しかし、鷹野は個人的には死刑になるべきだと思いましたが、弁護士としての使命を全うしました。

鷹野自身が一番悔しいし、もどかしい気持ちだったとは思います。

本当に立派でしたね。

このドラマを見て正義とは何だろう？と考えてしまいます。

人によっても、立場によってもその正義が変わってきます。

みんなそれぞれの正義を持っていて、自分が正しいと思ってしまいがちですよね。

そこに折り合いをつけて社会で暮らしていく難しさを感じ、考えさせられました。